11年ぶりに
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すでにお手元に届いた方もいらっしゃると思いますが、イオ11月号ができあがりました。特集「ようこそ!ウリ幼稚園へ」のほかにも、栃木で行われたセッピョル学園や、神奈川民族教育フォーラムなど、今回も盛りだくさんの内容となっています。ぜひお手にとってご愛読ください。
話は変わり、つい先日、久しぶりに中学時代の先生にお会いしました。たぶん卒業式以来なので11年ぶりです。
彼女は美術の先生だったのですが、私自身、美術は最も好きな授業の一つだったので、先生にはお世話になりました。
いつも作品の構想を練るのが遅くて、なかなか制作に取り掛からない私を粘り強く待ってくれたり、アドバイスもたくさんくれました。
先生が教えてくれた絵の描き方は今でも覚えています。感覚ではなく、理論で教えてくれたので記憶にはっきり残っているのでしょうね。
その頃、先生は授業のほかに、ご自身の制作も続けていらして、何度か作品を見せてもらいました。作品の迫力に、子どもながら、情熱的な方なのだなぁと思っていました。
思い出にひたってしまいましたが、久しぶりにお会いした先生は、お仕事に子育てにと相変わらずエネルギッシュな日々を送っているようで、お元気そうでなによりでした。11年ぶりの再会で懐かしいはずなのに、お話をしながら、なんだかとても新鮮な気持ちになりました。 同時に、あの頃先生ともっといろいろなことを話して、たくさん学べばよかったとも。
先生と私を引き合わせてくれたのは、イオです。 誌面で先生の名前を見つけて、それから会うことになったのです。
今回だけではなくこれまでも、この仕事に携わっていなければきっと出会うことのない人、行くことのない場所、見ることのできないものがたくさんありました。些細なことでもいちいち感動してしまいます。いろいろな人、場所、こと、ものとのつながりがどんどんできていきます。イオ(つなぐ)の恩恵を一番受けているのは、私たち自身なのかもしれません。(淑)