カップヌードル
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横浜に「カップヌードルミュージアム」なる施設ができたらしいです。
最近テレビでよーく取り上げられているので知りました。
日清の歴代のカップラーメン3000余点が並べられた展示があったり、
世界で一つだけのオリジナルカップ麺がつくれるファクトリーなど、
楽しそうなフロアが入っています。
カップヌードルはたまにむしょうに食べたくなる時がありますが、
昔からわが家では基本的に母から禁じられていました。
「そんな体に悪いものの塊をわざわざ食べないで」と。^^;
それでも、たまに機会があって食べる時には、具とスープを一切食さず(いかにも体に悪そうだから)、
麺のみをすすって食べたりしていました。
印象に残っているのは多分小学生だった時のこと。
流星群を見るため、寒い中夜遅くに空を見上げて待機していたのですが、
その時特別に「カップヌードル解禁令」が下りて(笑)、
外で熱々のカップヌードルを食べたんです。
流星群を見られるという特別感と、カップヌードルを食べられるレア感を一緒に味わえた日でした。
そんな感じで、年に1回食べるか食べないかだったカップヌードル。
しかし最近、「じつは危ない食べもの」という本でその中身を具体的に知ってしまってからは、
なかなか手が伸びません。
できる限り食べたくはありません。
カップ麺には軒並み入っている「たんぱく加水分解物」という成分。
これは文字通り、たんぱく質を加水分解したもので、作り方は、
①たんぱく質を含む材料(食肉処理した後の内蔵とか、水産加工場で出てくる廃棄部分など、安く手に入るたんぱく源)を用意する。
②そこに塩酸を加えて加水分解という化学反応を起こし、たんぱく質を分解する。この時アミノ酸が発生するので、魚のダシに似た味になる。
③最後に水酸化ナトリウム(カセイソーダ)を入れて中和する。
塩酸をカセイソーダで中和しているので、当然、大量の塩化ナトリウムを含んでいます。
これを頻繁に食べていたら、ナトリウム過剰になってしまいます。
水産加工場で出てくる廃棄物なども材料となりうるなんて、怪しい成分だな、と思いますが、
どういうわけかこの「たんぱく加水分解物」というのは「無添加食品」なのだといいます。
先述のカップヌードルミュージアムのホームページサイトには
「子どもたちひとりひとりの中にある創造力や探究心の芽を咲かせ、豊かに育てるための体験型ミュージアム」という謳い文句が。
カップヌードルを発明した創業者のクリエイティブな業績には感心させられるかもしれませんが、
健康を大いに害する恐れのあるカップヌードルという食べものを
これから体をつくっていく子どもたちがパクパク食べる姿に納得することはできません。
味覚も壊れていってしまうのではないでしょうか。
いま、「放射能と食べもの」が大きくクローズアップされていますが、
もともと私たちの身の回りには、食品添加物をはじめとしたありとあらゆる体に有害な「食品」がたくさんあると思います。
それらを一切摂取しないのは無理に近いとしても、食品を選んでリスクを最大限回避するのが大事ではないでしょうか。(里)