来週の水曜日は
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来週の水曜日12月14日は、日本軍「慰安婦」問題の解決を求める韓国水曜デモが1000回を迎える日です。
それに際して、10~12月にかけて日本と韓国をはじめ世界各国で連帯行動―デモや勉強会、映画上映会、チャリティコンサートなど―が行われています。(詳しくはこちらから)
14日、韓国では第1000回水曜デモがソウル日本大使館前で、東京では「外務省を『人間の鎖』で包囲しよう!」と題し、外務省前で集会、その後衆議院議員会館で院内集会が行われます。
1991年に「慰安婦」被害者の金学順ハルモニが初めて名乗りを上げて20年。当時234名いた被害女性は、現在67名になってしまいました。言うまでもなくハルモニたちはみなご高齢で、一刻の猶予もありません。
しかし日本政府は、国連をはじめとする人権機関の勧告も無視し続け、今年9月、韓国政府の「慰安婦」問題をめぐる2国間協議の提議も、「解決済み」と拒否しました。また、現在「韓国挺身隊問題対策協議会」がソウルの日本大使館前に設置を計画している「平和の碑」に関しては、建設を中止するよう求めています。日本政府は「両国の外交問題に否定的な影響を与える」として反対していますが、「否定的な影響」を与えているは一体どちらの態度なのか。日本政府の不誠実な態度は、火を見るより明らかです。
炎天下の日も、雨の日も、雪の日も、大使館前に立ち続けたハルモニたちの水曜日。1000回という数字は言葉でいうほど軽いものではありません。なぜ被害者であるハルモニたちが、安息の晩年を過ごすこともできず、被害回復のため自ら立ち上がらなければいけないのか。1000回なんて本当は迎えてはいけないのです。ハルモニたちの絞り出す声に、日本政府は今度こそ応えるべきです。
「慰安婦」問題は過去の問題ではありません。ハルモニたちの願いは、事実を認め謝罪し、そしてもう二度と同じ過ちを繰り返さないでほしいということ。過去から学ばなければ歴史は必ず繰り返される。ハルモニたちはその事を伝えるために、来る水曜日もデモに出かけているのではないでしょうか。
日本政府が「慰安婦」問題に真摯に向き合い、ハルモニたちの水曜日を終わらせるためにも、一人でも多くの方が連帯行動に賛同、参加してくれることをお願い申し上げます。
12月14日水曜日、午前11時半、日比谷公園集合です。(淑)