取材で出会った人々を思い浮かべながら
広告
2012年もあっという間に1月が終わり、2月に入りました。
今年の冬は例年になく寒い日々が続いていますね。マフラーはもちろん、近年あまりお世話になっていなかった手袋も押入れから引っ張り出して使っています。
わがイオ編集部の面々は3月号の締切を前にして、編集作業の真っ最中です。同僚の(里)さんが今月初めから朝鮮に長期出張することになっているので、今後はさらに忙しくなるでしょう。
私は、といえば先週1週間にかけて宮城、岩手、福島の東北3県を回って取材した内容をまとめています。毎度のごとく、書くべき原稿が結構たまっているので少々焦り気味。
取材ノートやICレコーダーの内容を起こし、改めて見直してみると、取材過程で出会った人びとの顔が思い浮かびます。
取材とは多くの場合、それに応じてくれる人や協力してくれる人がいないと成り立ちません。こちらの無理な要求に応えてくれて、答えづらい質問にも嫌な顔せず答えてくれる取材相手の人びと。現地の地理に不案内な記者のために、貴重な時間を割いて案内役を務めてくれ、取材のコーディネーター役も務めてくれる現地の総聯専従活動家の方々。記者に電話をくれて、さまざまに有益な情報を提供してくれる同胞や日本人の方々。そして、毎回美味しい食べ物をごちそうしてくれる人も(笑)。
もちろん、このような協力者を探すというのも記者の大事な仕事のうちの一つですが。ともかく、彼らの存在なくしては私たちの仕事の多くの部分は遂行が困難になることは間違いありません。毎回感謝してもしたりないほどです。
このような人びととのつながりが記者としての財産になるのだと思います。私自身は財産がまだまだ少ないですが、これからもっと増やしていきたいと思います。
写真は、仙台滞在中に昼食でごちそうになった厚切り牛タン定食です。(相)