ウリマル(朝鮮語)について
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月刊イオ5月号が完成しました。特集は「ブラッシュアップ 朝鮮語」。朝鮮語を学ぶ同胞や日本人の朝鮮語への思いに迫るとともに、朝鮮語学習のために役立つ情報を載せています。
われわれ在日同胞は朝鮮語を「ウリマル」と呼びます。直訳すれば「私たちの言葉」。「ウリナラ」「ウリノレ」「ウリクル」…と、「ウリ」がつく言葉はすべて好きですが、特に「ウリマル」という言葉の響きがたいへん好きです。
10代の後半、一生懸命にウリマルを勉強した時期がありました。自ら進んで喜びを感じながら何かを学んだというのはその時が初めてだったのではないでしょうか。英語は中高と何年も勉強したのにまったくものにならなかったのに、ウリマルはそれなりに、書き、喋り、聞けるようになったのは、「自分の言葉を取り戻したい」という内からあふれる情熱があったからでしょう。
ウリマル学習は最初、日本語と言葉の順序が同じだったり「てにをは」のようなものが共通していたり漢字語があったりして、学びやすかったのも確かです。しかし、ある程度の水準を過ぎると、なかなか思うようにウリマルが上達しなくなりました。それはやはり、ひとつの言語にはその言語を生んだ歴史や文化があり、それらを壁を越えて完全に習得するというのは、そう簡単ではないということなのでしょう。
しかし、振り返ってみると、ウリマルの上達がある程度で頭打ちしたのは、いつの間にか最初の情熱が冷めていき、熱心に勉強することがなくなったことに尽きると言えます。
5月号の特集を編集するなかで、ウリマル学習をサボってきた日々を振り返り、心が痛くなりました。そして、あらためてウリマルを勉強しなおそうと決意を新たにしたのでした。がんばります(さいわい、特集の編集作業の過程で朝鮮語学習の教材が現在、イオ編集部にあふれてます)。
5月号では特集のほかに、特別企画として「今を読み解くブックガイド」を企画しています。混沌として前が見えない今の状況の中で、どのような本を読めばいいのか、国際情勢、経済、社会、在日朝鮮人の4つの分野にわけて本を紹介しています。
その他、第5回強制動員真相究明全国研究集会の模様、朝鮮に帰国した高五生オモニについてのエッセイ、作家・柳美里さんに朝鮮訪問の日々を綴った本「ピョンヤンの夏休み」について聞いたインタビューなど、今月号も盛りだくさんな内容になっています。ご愛読ください。(k)
朝鮮語は楽しいですね!
いま、朝鮮語を学んでいます。いや~、ほんとうに楽しい!もともと、朝鮮の歌の歌詞の意味が知りたくて、始めた朝鮮語ですが、はじめて3~4年たちます。途中でやめては、再開し、を繰り返してきたんですが、少しだけ、身についてきた気がします。朝鮮語は、なんといっても発音がコシがあって、聞いてて、気持ちよい。日本語と響きもやや似てます。毎日朝鮮の歌を歌ってるので、家族から「覚えちゃった」といわれました(笑)それにしても、楽しいなあ!
ポチョンボ電子楽団大好き様へ
コメント、ありがとうございます。私も朝鮮語の発音を聞くと気持ちよく感じます。これからも朝鮮語の学習、がんばってください。
(k)様へ
返信、コマッスンニダ。同じように感じる方がいて、とても嬉しいです。僕は、朝鮮語の中でも、平壌文化語が特に好きです。独特の抑揚、南では(チャ)と発音される単語を、ツァ、ザと発音される所、社会主義国家ならではの独特な用語(輸送戦士、代表人民会議etc…)僕は、朝鮮語のソウル方言をイタリア語、文化語をドイツ語に例えます。ソウル語のイタリア語のような明るさ、文化語のドイツ語のような落ち着いた感じ….。僕、チョンマル チョソンマリ マニマニチョアヘ!