「2-19-19」大阪朝鮮高級学校美術部卒業生展を見て
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皆さま、連休はいかが過ごされましたか?
私は地元に帰って家族水入らずでゆっくり過ごすことが出来ました。東京に戻る日が近づくに連れて仕事のことがちらつき、
「何も起きなければいいが」と胸騒ぎがして少々落ち着かない状態が続きましたが、特に問題もなく良い緊張感の中で締め切りを迎えそうです。
さて、以前ブログで紹介した大阪朝高美術部卒業生による展示会「2-19-19(にのじゅうくのじゅうく)」ですが、
私の実家からそう遠くはないので、母を連れて見に行ってきました。場所は生野区鶴橋にある在日コリアンの方が暮らしていた「民家」です。
展示会の「顔」とも言える家の外観
私が来たころには早くも多くのお客さんが来ていました。
玄関を入ってすぐ右に畳の部屋があり、皆さんそこに座ってお喋りをしたり作品を鑑賞したりとくつろぎモードでした。
1階の展示の様子
2階の展示。みな興味深く作品を鑑賞しています
展示会では絵画を中心に、インスタレーション、写真、家具といった様々な作品が部屋という部屋に余すところなく展示されていました。
思わず見落としてしまうような所に作品もあり、「あ、こんなところにも!」とひとつひとつ発見していくワクワク感が自然とあふれ出て、制作者側の遊び心も伝わってきます。
トイレにも
また、以前住んでいた「他人の家」にあがる緊張感とドキドキ感がより一層、楽しめる要因だったのかなとも思いました。
オモニと一緒に見に来ていたお子さんもかなり喜んでいて、部屋を行ったり来たりしながら「これはなにー?」「すごいねー!」と、
まさに「宝探し」をするようなキラキラした顔で始終楽しそうでした。子どもにとっては不思議な空間だったのかもしれません。
5時にはレセプションパーティも行われ、大阪朝高美術部OBや関係者などが集まり、出品者の自己紹介、作品の解説、今後の活動なども一人ずつ語られました。
大阪朝高美術部顧問でもあり、今回の展示会の責任者である趙剛来先生は「自分の教え子がパワーアップしていて何より嬉しい。作品のことに対して否定的なことを言っている人もいたが、出品している作品を見たら、みんなかっこいいものを作っている。みんなの作品が嬉しい。これからもどんどん人脈を増やして欲しい」と教え子でもあった出品者たちにエールを送っていました。
また「大阪の部展は本当に素晴らしい。これからも卒業展をしていきたい」と今後の活動も積極的に行っていくことを決意していました。
毎回思うのですが、展示会を見に行くと出品者たちの熱い思いに私自身、また制作したいという思いに駆られるのです。
同世代の子たちの作品や発言にとても良い刺激を受けたのでした。(麗)
ハイレベル
すごいですね。特に、トイレのやつと、猫が気に入りました。僕も、学校の美術部頑張ります!そして、朝鮮学校、全国の学校の美術部、頑張れ!
Unknown
ポチョンボ電子楽団大好き様
いつもコメントありがとうございます。
トイレの作品は、私の友達が制作しました。
これからも一緒に応援していきましょう!^^