去る日曜日、川崎フロンターレの「２０１２ファン感謝デー」（於：等々力陸上競技場）にお邪魔してきました。
　ほかでもない、この方に会うため
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　ご存知、鄭大世選手です。
　２０１０年にドイツへ渡り、現在ブンデスリーガのケルンでプレーするテセ選手。この時期ヨーロッパリーグはオフシーズンで、帰省中のテセ選手は、お休みにも関わらずテレビ出演や映画のＰＲ活動などで忙しい日々を送っているようです。この、テセ選手に会える絶好の機会を手にしたラッキーウーマンは、えっへん、この私です（大威張り）。
　この日テセ選手は、Ｊリーグ時代に在籍していた川崎フロンターレの「ファン感謝デー」にゲストとして来場していました。
　写真はサイン会のようす。テセ選手がドイツに移籍して２年近く経ちますが、いやはや人気は健在でした。「テセ　サイン会」と書かれた看板と列の最後尾から、テセ選手にたどり着くまで、結構歩きました。30メートルはあったのでは？　サイン会の２時間、テセ選手はひと時も休まず、サインに握手、記念撮影に応じ、合間合間、「テセ～！！」と呼ぶ子どもたちの声にも、一つひとつ笑顔で手を振り返していました。ファンの中には、「フロンターレに戻ってきてください！」と熱っぽく話す方も。ファンとふれあうテセ選手は、終始自然体で楽しそうでした。そんなきさくなテセ選手だからこそ、多くの方から親しまれるんでしょうね。そしてファンに囲まれる姿は、まさにスター。少し離れた場所からその光景を見ながら、（ビッグだ・・・）なんて思っていた、庶民な私です（笑）。

　場内にはこんなブースも。

　よく見えませんが、キムチやイカムンチ、「コリアンそうめん」など、コリアンフードの屋台です。
　この屋台のチーフシェフ（笑）が、この方。
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　テセ選手のオモニムです。はるばる上京していました。（注：看板を持っている人物ではありません）
　この「テセ母＆テセ」の屋台は、フロンターレ在籍時から「ファン感謝デー」で行われていたもので、こちらも負けじと盛況でした。地域の女性同盟やオモニ会、朝鮮学校が後援しているそうです。そうそう、前回のものと思われる「テセ母＆テセ　タイ料理」と書かれた看板にサインを求めていたファンもいました。テセ選手に、「持ってきました！」とうれしそうに話していました。 

　また、会場に着くなり聞こえてきたのは、朝鮮舞踊の曲でした。グラウンドに設けられたステージの上では、東京朝鮮中高級学校の中級部舞踊部が朝鮮舞踊を披露していました。こちらも同じくテセ選手在籍当時から、神奈川県下などの朝鮮学校が出演しているそうです。

　このような、テセ選手とテセ選手を支援してきた地域同胞たちが築いた川崎フロンターレとのつながりが、テセ選手退団後も変わらず続いているんですね。思わぬ収穫でした。

　さて「感謝デー」の仕事を終えたテセ選手は、「いや～疲れた～」といいながらも、映画「ＴＥＳＥ」の舞台挨拶のため、おしゃれなシャツに着替えて次の場所へとさっそうと去っていかれました。
　テセ選手の日本滞在期間は約１ヵ月間だそうで、出発まであともう少し、どこかで会えるチャンスがまだあるかもしれませんよ。

　テセ選手情報はこちらから→　鄭大世オフィシャルブログ「ＢＩＧ　ＷＯＲＬＤ」
　コラム連載中→　チョン・テセ連載コラム「テセ・トーク」

※おまけ　～収穫その②とその③
母にせがまれてちゃっかりいただいた、テセ選手のサイン

入場特典のスイートキャロット（と新たまねぎ）で漬けたピクルス。川崎フロンターレさん、ありがとうございました。（淑）