月刊イオ8月号が完成しました
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月刊イオ8月号が完成しました。
8月号の特集は「もう一つの沖縄、済州島」。多くの部分で共通点を持つ沖縄と済州島の歴史と現在を伝えようとしました。
米軍基地問題、オスプレイ問題などでゆれる沖縄の、イオ編集部の(淑)さんによる現地ルポや、「集団自決」「4.3事件」体験者の証言、沖縄在住の作家・目取真俊さんのエッセイなど盛りたくさんな内容になっています。
2000年6月の分断史上初めてとなるトップの逢瀬と6.15共同宣言発表のあと、北と南の交流が活発になりましたが、李明博政権は6.15を完全に否定し交流は5年間ストップしています。現在、イオ編集部の記者がイオ編集部記者として韓国を訪問することはできません。
今回の特集も、本来なら編集部から直接、済州島へ取材に行くことができれば良かったのですが、最初から不可能なことでした。その点において、今回の特集は残念だったと言えます。再び交流が始まり行ける様になったら、再び済州島の特集を組み、私が直接取材をしたいと思っています。
特別企画は「朝鮮銘酒館」。
現在、平壌で取材活動を行っているイオの(相)さんが平壌一のビアホールを訪問してのレポートや在日同胞の濁酒闘争についての記事など興味深い読み物となっています。
その他、サッカー日本代表の中村憲剛選手と朝鮮代表の鄭大世選手による往復書簡の第2回目、宮城県で行われたウリ民族フォーラム2012、6月に立ち上がった大阪朝鮮学園支援大阪府民基金についてなど、今月号の月刊イオはいつも以上に充実した内容となっています。ご期待ください。(k)