強制連行真相調査団結成40周年記念集会に参加して
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8月11日に約3ヵ月間の朝鮮民主主義人民共和国駐在勤務を終えて、日本に戻ってきました。今後ともよろしくお願いします。
さて、「イオ」の次号の特集は「朝鮮人強制連行真相調査団の40年」(仮)です。1972年8月15日に日本弁護士連合会有志と総聯関係者によって結成された朝鮮人強制連行真相調査団は72年の沖縄を皮切りに、北海道、九州、東北、広島・長崎と調査活動を繰り広げたほか、被害者の名簿収集・公開、国連での告発など、さまざまな活動を繰り広げてきました。そんな調査団の40年にわたる活動を振り返る内容になる予定です。
さる18日、東京都内で同調査団結成40周年記念集会が行われたので、足を運びました。
会場で配布された資料を読んで、1970年代に朝鮮新報に日本軍「慰安婦」被害者の証言が氏名と顔写真つきで掲載されていたことを初めて知りました。1977年4月23日付の、沖縄在住のペ・ポンギさん(当時62歳、1991年に死去)の被害証言を指しています。
同資料によると、これは現在確認できる、メディアに載った日本軍「慰安婦」被害当事者の最も早い時期の証言だということです。
同調査団は結成後初となる調査活動を沖縄で行いましたが、そのときの内容をまとめたものがこの「第二次大戦時沖縄朝鮮人強制連行虐殺真相調査団報告書」。発行は1972年10月30日となっています。結成40周年に際して再発行されたので、その場で購入しました(頒価300円)。
同報告書の冒頭には、調査団結成の目的について次のように記されています。「沖縄の日本復帰を契機として、かつて沖縄戦に強制連行された朝鮮人に対する虐待、虐殺の実態と真相を調査することにより、在日朝鮮人の基本的人権を擁護すると共に、日朝両国人民をはじめとするアジア諸国民の友好関係の一層の増進をはかるため結成された」。
特集の取材のため、現在、「イオ」編集部の記者たちが北は北海道から南は九州まで、日本各地の現場を訪ねています。私も来週から長野へ行く予定です。(相)
頑張って!
是非とも頑張っていただきたいですね。旧日本軍の悪事を暴き、日本を正しい方向へ導いて欲しいです。日本が早くドイツのような被害国にきちんと謝罪出来るような誠実で真っ当な国になって欲しいもんです。