イオの編集会議
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あっという間に月日が流れ、今年度のイオの工程も12月号のみとなりました。
イオ編集部では、来年度の新規連載会議も終盤を迎えつつあり、
終わる連載や、新規にはじまる連載が決まっていきます。
今年度で連載がおわる企画には文章の最後に(おわり)と打ち込んだり、「最終回」といれたり。
打ち込みながら、この時期がやってきたな~と感慨深く1年を振り返っています。
私はデザイナーですが、イオ編集部では記者もデザイナーも一緒に企画案をだしあって話し合って、
それでひとつひとつ連載が決まっていきます。
記者のみが企画会議をするということも他の編集部では多いと聞きますが、
デザイナーも一緒に話し合えるということはすごくいいなと手前味噌ですが、思います。
デザイナーである自分がだした企画が採用されたとしても、デザイナーは誌面の全てのデザインを組むので、
取材対象の選定や記事は記者が書くことになります。
イオの誌面をみていると、はじめだした自分の拙い企画でも
記者たちが素晴らしい取材相手を見つけ出して、記事にして成長させてくれているのをみると、
うれしく、だせてよかったなと思うことがあります。
2年前、「三千里紀行」というグラビア頁が終わるということでそれに代わるグラビア頁をということで考えて出した企画が
「家族史写真館」という企画でした。
イオの読者の方たちがもっている良い写真を多く出したいなと思い、考えた企画でしたが、
採用されて、記者が取材した内容を見てみると、
写真とともに語られる家族の歴史がとても重厚で、読むのが楽しみな企画のひとつとなりました。
今年は頁の都合上、1ページ構成になってしまいましたが、2ページで構成された時の誌面をみると、
1世たちの歴史から始まり、移り変わる世代、その繋ぎかた、
それがわかる文と写真をみながら
家族の数だけ歴史があり、そのひとつひとつが積み重なって、
在日同胞の歴史を作っていってるのだなと改めて実感しました。
またいつか「家族」というものをテーマにした特集、特別企画もしたいなと思っています。
今年は頭がまわらず、良い企画だ!というものを個人的にはあまりだせなかったのですが、
来年度の企画は皆で考えて、また一味変わった味をだせるようにと思っています。
来年度のイオもぜひよろしくお願いいたします!(愛)