絵本「かあさん まだかな」 – イオWeb

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絵本「かあさん まだかな」

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2件のフィードバック

  1. Kim Shirly より:

    ノスタルジーの中の闇
    以前私もこのテの韓国絵本を読んだことがあります。植民地時代朝鮮のお話で(愛さんの絵本もそうですか?)、なんということはない子どもの日常を追っていくだけなんですが、風俗描写が非常に興味深かったのを覚えています。
    最後のページは晩ごはんを囲む主人公一家のいかにも幸せなひとコマでジ・エンド。…しかし私はそこで想像してしまいました。このラストショットから10年くらい後、主人公の一家はどのような運命をかこつことになるのだろうか、と。時代のその後を知るわれわれ大人からみれば、これは少々残酷な仕掛けだよなと思ったものです。
    そしてさらに妄想すれば、「植民地という国」の中でとりあえず庶民的な幸福を得ているようにみえる登場人物たちは、「日本」という巨大な存在とどう折り合いをつけているのか(あるいはつけさせられたのか)が気になります。
    著者たちが意識しているのかどうかは知りませんが、牧歌的な「植民地朝鮮時代モノ」の絵本は、ある意味非常にほろ苦いものを否応無く内包しているように思うのです。

    長文失礼しました。

  2. (愛) より:

    Unknown
    (Kim Shirly)さま、コメントありがとうございます。
    私が読んだこの本は時代が詳しく書かれていないので、
    植民地時代のお話かはわかりません。しかし、私もこの本を読んで、なぜ「オンマ」は帰らないのだろうか、もしかしてずっと帰ってこないのでは等と色々想像してしまいました。
    絵本は子どもが読むのと大人が読むのとでは、またちがった感覚で受け取れるので、おもしろいですよね。

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