同胞3世の取材を通じて感じたこと
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来年1月号の編集作業も10日に無事終わり、「イオ」編集部では昨日、忘年会を催しました。今年1年を振り返るいろいろな話が出て、とても楽しかったのですが、毎年忘年会シーズンになると、「今年も終わりだなぁ」と感慨深い思いにとらわれます。
さて、このたびの2013年1月号では「3世、同胞社会を語る」というタイトルの特集を組み、各分野で活躍する若い世代の人々を数多く誌面で取り上げました。
私も企画の一部を担当したのですが、学ぶことが多い取材でした。私が取材したのは34歳から41歳までの男女3人。私と同世代で、企業経営、音楽などさまざまな分野で活動している人たちです。
彼らに共通していたのは、自分のビジョンをしっかりと持って、常に未来を見据えて活動していること。そして、ポジティブで、決して内にこもらず目が広い世界を向いているということ(詳しい内容は1月号の「イオ」をご覧になってください)。
そんな彼らの話を聞きながら、私も自分自身を振り返り、明日への活力を得ることができました。今は大変な時代で、われわれを取り巻く環境は苦しく、ともすれば狭い世界に閉じこもってしまいがちですが、こういう時こそ積極的に外に向けてアピールしていくべきだと感じました(もちろん、自らの足場はしっかりと固めつつ)。
一昨日の12日、朝鮮民主主義人民共和国が人工衛星「光明星3号」を搭載した運搬ロケット「銀河3号」を打ち上げ、衛星の軌道進入に成功しました。決して恵まれているとは言いがたい環境の中でも衛星の打ち上げを成功させた朝鮮の科学者、技術者たちの努力に敬意を表しつつ、自分もがんばりたいと思います。(相)