おとうさんといっしょ
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4月7日から始まる新番組「おとうさんといっしょ」(日曜午前8時、BSプレミアム)が、ママ友のなかで話題になっています。
NHKの「おかあさんといっしょ」は、忙しい朝に子どもがぐずったときにお世話になっている番組ですが、新たに始まる「おとうさん~」には、特技がアクロバットという「せいやおにいさん」が登場し、外で遊ぶ楽しさをアピールするそうです。
NHKのHPを見ると、「おかあさんがいっしょ」が2~4歳児向けで、「おとうさん~」が3~6歳向け。
子育ては女性が引き受けるものではなく、「夫婦一緒に!」というのは世間の流れになりつつありますが、それでも「イクメン」「イクジイ」という言葉を使って盛り上げなければならない現実…。幼児向けの新しい番組が「もしかして世間に風穴を開けてくれるかも?」と筆者は淡い期待を抱いています。
18日に刷り上ったイオ4月号の特集「学校デビュー応援プログラム」では、オモニ会やアボジ会の紹介もしましたが、取材にまわった学校の多くで、たくさんの元気アボジたちに出会いました。
アボジ会の活動も各学校にお聞きしました。広島朝鮮初中高級学校のアボジ会はサツマイモを植えるという「食育」を、群馬や横浜のアボジ会はオモニ給食ならぬアボジ給食を企画していました。エプロン姿のアボジを見ながら、喜ぶ子ども、オンマたちの姿が目に浮かぶようでした。
他にも埼玉ハッキョアボジ会の80メートルの「キーンパプ(長いキンパプ)」作りなど、アボジたちは目新しい企画で地域を盛り上げていました。
同じ4月号で紹介していますが、福岡初級のアボジ会は、1月末から2泊3日の日程で、関東地方の朝鮮学校に学ぶ研修に来ていました。その情熱に触れながら、また埼玉、南武のアボジ会とも交流する姿を見ながら、今こそアボジ会が盛り上がる「波」が来ている気もしました。
学校によってはアボジ会、オモニ会をつなぐ保護者会を置いている地域もあります。
朝鮮学校はどうしても財政が苦しいので、勤労奉仕や物品販売が多いのですが、一人ふたりと仲間を増やしていけば、新しいアイデアも生まれ、保護者の負担が減っていくのでは?と思います。
時々、編集部に届く読者カードには、「オモニ会、アボジ会の特集をしてください」という意見が寄せられます。いつか各地の元気でユニークなアボジ会、オモニ会をまとめて紹介したいと思っています。(瑛)