愛知朝鮮高校「無償化」裁判に支援を
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月刊イオ3月号でもお伝えしましたが、1月24日、「高校無償化」制度から朝鮮学校を除外したのは違法だと、愛知と大阪で同時に提訴しました。愛知では愛知朝高の生徒たちが名古屋地方裁判所に国家賠償請求訴訟を起こしました。
愛知での裁判(朝鮮高校生就学支援金不支給違憲国賠訴訟)の第1回口頭弁論が昨日(16日)14時から名古屋地方裁判所で行われ、その後報告集会ももたれました。
その内容については、次をご参考にください。
@UsmAichiさんによる愛知「朝鮮学校無償化裁判報告」http://togetter.com/li/488781
中日新聞http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013041690185750.html
今日は、裁判を応援するためのグッズを紹介したいと思います。朝鮮高校無償化ネット愛知が制作したクリアファイルの3点セット(写真上)。愛知中高の美術の先生と日本人がデザインしたそうです。非常に可愛いですね。私は友人から送っていただきましたが、またあらためて購入したいと思っています。3枚1セット800円(カンパつき)、学生は500円。
裁判にはお金がかかります。ぜひ購入して金銭的にもご支援ください。
購入希望者は、usm.aichi@gmail.comまでご連絡を。
裁判のカンパも募っています。口座番号は次の通りです。
ゆうちょ銀行 店名○八九(ゼロハチキュウ)当座 口座番号0198143 名義 朝鮮高校無償化ネット愛知(送金された方は連絡先(住所、姓名、電話番号)を連絡ください)
次回の裁判は、7月18日(木)午後2時開廷です。
話は変わりますが、月刊イオ5月号が完成しました。
特集は「私たちの歌」。在日同胞が昔から歌ってきたウリノレ(私たちの歌)を、ジャンル別、世代別など様々な切り口で紹介しています。青春時代の昔に歌った歌、青春時代のいま歌っている歌など、たくさんの歌が登場します。
この特集を作る間、イオ編集部にはウリノレの歌集やCDが山のように積まれていました。その中には昔愛読していた「600曲集」も。懐かしさのあまり、他の部員が仕事に熱中している時に、ぺらぺらと最初から最後まで眺めては、懐かしい歌が出てくると心の中で口ずさんでいました。朝鮮の歌をアホみたいに覚えていた日々が思い出されると同時に、初心に帰れたような気がしました。これも歌のもつ力なのだと思います。
特集、楽しみにしてください。
特別企画は「ワンランクアップの写真術」。屋内、屋外別に、子どもの撮影や舞台の撮影、スポーツや旅行の撮影など、シーンごとに写真をうまく撮るコツを伝授しています。連休での思い出作りの参考にしてください。
その他、東京、大阪、愛知で行われた「高校無償化」からの朝鮮学校排除、助成金不支給に反対する集会やパレードの報告「朝鮮学校への差別を許さない!」や、初の同胞対決となったボクシング日本ウエルター級タイトルマッチの模様を伝えた「白熱の同胞対決に500人が熱狂」、日本の指揮者・井上道義さんが平壌でベートーベン第九を初演し交流を深めた様子を伝えた「音楽を通じて仲間になれた」など、今月も盛りだくさんな内容となっています。ご期待ください。(k)
Unknown
イオ最新号、読ませていただきました。個人的に今号最も興味深かったのは、指揮者の井上道義氏がベートヴェン第9交響曲の朝鮮初演を行ったルポでした。
記事には書かれていませんが、この演奏旅行が石川県議会の自民党県議の怒りにふれ(井上氏が音楽監督を務める楽団が石川にある)、井上氏を擁護する知事を追及するのみならず氏の召喚まで要求する騒ぎになったとのことです。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130308-OYT1T00445.htm
県議の一人は「この時期に訪朝するのは、社会の常識から逸脱した異常な行動」とまでのたまったそうですが、何をか言わんやですね。「お前の常識が世界の常識なのか?」と小一時間問いつめたい気持ちです。
超大物指揮者故・チェリビダッケにも師事したという井上氏は、指揮者としてあの国であの「第9」を初演する、という文化的・政治的大業を成し遂げてきたのです。しかも日本人がですよ? これをつるし上げにかけようという石川県自民党議連は、まったく政治センスに欠ける田舎代議士としか言いようがありません。
生前のベートーヴェンは政治についても見識の高い当代一流のインテリでした(ただし変人でしたw)。彼がこの騒ぎを知ったら、どのように思うことでしょうか。