読み聞かせプロジェクト
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この春から、ハッキョでは「読み聞かせプロジェクト」が始動した。中心となっている友人が一生懸命で、地域で読み聞かせをしている日本の市民サークルに顔を出したり、読み聞かせのボランティアを募ったり。。。なんせ、図書室の本が足りないので、どうすれば一冊でも多くの絵本や児童書を集められるのかに日々頭をひねっている。
今までハッキョでは、子どもたちのハルモニ世代が不定期で絵本の読み聞かせをしてくれていた。これからは、それをどうにかオモニたちの力でやってみよう!とプロジェクトは始動したのだ。
たまに訪れる日本の学校に足を踏み入れて、まず違うと思うのは教材教具、備品の新しさだ。それを見てうらやましい、という感情はわかない。一人あたり100万円の税金が投入される義務教育の基盤と自助努力で営まれる民族教育のそれを比較することはナンセンスだからだ。
ウリハッキョにお金こそないけれど、どうにか知恵を絞って色んなジャンルの本を揃え、子どもたちに広い世界があることを見せてあげたい。ウリハッキョの子どもたちは朝鮮語が上達するにつれ、日記を書いたり、作文も書くが、朝鮮半島の南北の良書もそろえ、原書で朝鮮語を楽しむ感性も授けたいと夢は膨らむ。
地元の図書館でいらなくなった本も集められないか、朝鮮半島の本もどうすれば豊富に揃えられるだろうか。。。みんなで集まると、意見交換は尽きない。他のハッキョの図書室や読み聞かせの見学にも訪れる予定だ。
まだまだ図書館プロジェクトは始まったばかりだが、作り上げる楽しさは2倍も3倍もある。どこにもないユニークな図書室を夢みて!(瑛)※写真は西東京朝鮮第2初級学校の図書室
大切なこと
読み聞かせは大事ですね。
図書室も位置とか、雰囲気とか。。。利用度を左右します。
でもなかなか思い通りにはいかないもの。
とにかく、子供達にはいろんなタイプのほんと触れ合ってほしいと、願うばかりです。