絵本紹介、「ぼく おかあさんのこと…」
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今日は絵本の紹介をしたいと思います。
一度イオの誌面でも紹介されたものですが、
「ぼく おかあさんのこと…」という酒井駒子さんの絵本です。
私は大学時代からこの絵本を描いている酒井駒子さんのファンです。
とてもかわいらしい絵を描く方ですが、東京芸大を卒業しているからか、
描写力がかわいらしくもしっかりしているのです。
黒色の下地に描いていく手法は絵に奥行きがでていて、それでいて
かわいらしいキャラクターがひきたっています。
絵本のほかにも出版物のイラストなどもよく描かれていて、
少女の絵など、とてもかわいらしいです。
酒井駒子さんの「よるくま」という絵本もあるのですがそれも秀逸で、大好きです。
「ぼく おかあさんのこと…」は、ぼく おかあさんのこと、きらい、といいながら
その理由をのべていくのですが、
だめなおかあさんに少し自分が重なりどきっとしながらも、
なんとも切なく、かわいく、
最後は心がキュンとなってしまうお話です。
ネタバレになってしまいますが、おかあさんきらいの大きな理由は「ぼくとけっこんできない」と言うから、というお話です。
最近甥っ子が「オンマとけっこんするー」と言ってきたそうです。
それを聞きながら、この絵本を思い出し、
あーやっぱり男の子はオンマが大好きになるのだなーと
子どもの純粋な気持ちを描いたこの本とその事実にまたキュンとなってしまいました。
とってもおすすめの絵本です。(愛)