在日たぬき考
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何年も前に、ジブリ映画の「平成狸合戦ぽんぽこ」は在日朝鮮人を描いた作品だという話を聞きました。何度もテレビで放送されているので、公開された年が気になって調べてみたら約20年前(!)の映画。時代の流れを感じます…。
内容は、ニュータウン建設のために山を切り開く人間から棲み処を守ろうと「化学(ばけがく)」を駆使して抵抗するたぬきたちの姿を描いたもの。色々な個性のたぬきたちがとてもユニークで、小さい頃から好きな映画のひとつでした。
さて、冒頭の話題。当時聞いた話は、「人間に化けて社会に順応しようとするたぬき、団結して人間に抵抗しようとするたぬき、完全に人間として生活し財を築いたきつね」たちの姿が「日本社会での在日朝鮮人のあり方」を表しているという内容でした。
確かに、「在日朝鮮人」というフィルタを通して観ると、自分たちの尊厳やアイデンティティを守ろうとするたぬきたちに共感を覚えます。きつねとのやりとりにも考えさせられる部分があります。実際にその話を聞いてから、たまに自分たちが映画の中のたぬきみたいだと感じることも。特にトンムや知り合いを街なかで見送るとき、人ごみの中に少しずつ紛れていくうしろ姿を見ていると映画の似たようなシーンが思い浮かびます。外見で周りに気づかれることはほとんどないけれど、見送る自分と見送られる相手は自分たちが誰かという自覚を持っていて、日本社会の中でも連帯感を感じられるその状況が映画の中のたぬきと重なります。
一時期流行した「トトロ死神説」のように都市伝説である可能性は高いですが、初めて聞いた時はその発想というか、考え方に感心しました。ただ、好きなものはすぐに自分たちと結びつけたがる(ことが多い)同胞たち。有名な歌手や芸能人に在日が多いのも事実ですが、「ボビー・オロゴンも在日」だと言っている同胞がいたという話には笑ってしまいました。「ぽんぽこ在日説」もどこかの同胞が考え出した可能性が高そうですが、もしも発案者がいるなら、個人的にはとても共感したと伝えたいです。(理)
Unknown
「クロマティは在日説」なるものにトンポがバカウケしていたのも今は昔…
Unknown
>「ボビーも在日」だと主張する同胞がいた
あー、オロゴンさんのことですね。
名前だけだと「誰それ?」って感じ(笑)
Unknown
>「ボビーも在日」だと主張する同胞がいた
てっきり「ボビー・バレンタイン監督」かと思いました。球団が韓国企業(?)のロッテだけに。
なるほどボビー・オロゴンですか。