絵本紹介、レオ・レオーニの「いろいろ1ねん」
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今日はまたまた絵本の紹介をしたいと思います。
最近のお気に入りの絵本、レオ・レオーニの「いろいろ1ねん」です。
レオ・レオーニ(1910-1999)はオランダ生まれのイラストレーター、グラフィックデザイナーで
絵本も多数だしている作家さんです。
ユダヤ人である彼は14歳の時にイタリアに移住したものの第2次世界大戦の影響でアメリカに亡命し、
そこでグラフィックデザイナーとして活躍し、彫刻や画家としても活動の幅をひろげ、
絵本「あおくんときいろちゃん」という絵本で作家としてデビューしました。
絵本「あおくんときいろちゃん」は結構有名なので、
読んだ方も多数いるのじゃないでしょうか?
私もむかーし幼いころに読んだ記憶があります。
なぜかすごく印象的で覚えてるんですね~。
レオ・レオーニは主人公たちが自分らしく生きることをテーマにした温かいストーリーの絵本を数多く制作したそうです。
そしてその絵本に合った製作スタイルをその都度変えて描くため、
絵の技法もさまざまです。コラージュであったり、水彩であったり。
この「いろいろ1ねん」という絵本はコラージュや色鉛筆で描かれており、
ひとつひとつの絵をみるだけでも、楽しめます。
絵本の内容はというと、こちらもほっこりとした内容で、
ねずみのウィリーとウィニーがウッディという木とお友達になるところからお話がスタートします。
1月から12月まで、その題名のとおり、ページを開くごとにひと月のお話があり、
いろいろな1ねんがくりひろげられます。
その過程は友情の物語、という感じでしょうか。
それでいて、月ごとの季節も感じられて、読み終えると、
さあまた次の1年もがんばろう~!と明るい温かい気持ちにさせてくれます。
読めばよむほど、じんわりと心に染みいる絵本です。
彼の絵本をこれからもっと読みたくなりました。
現在渋谷のBUNKAMURAザ・ミュージアムで「レオ・レオニ絵本の仕事」という展覧会をしているそうです。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/13_lionni/exhibition.html
せっかくの日曜日、私もぜひ行ってみたいのですが、夏の日に渋谷まで子連れで行くには遠く、
でも悶々と行きたい欲望とたたかっています。
8月4日までやっているそうです。
時間のある方は行かれてみてもいいですね♪(愛)