電話の失敗談
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永遠に続くかと思われたあの悪夢のような猛暑も一段落し、一日のうちで涼しさを感じられる時間が増えてきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
唐突ですが、今回のエントリではつい先日あった電話にまつわる失敗談を一つ。
ある同胞男性(Aさん)に取材のアポを取るため、Aさんの働く職場に電話したときのこと。
プルルル…プルルル…ガチャッ
女性の声:「もしもし。○○○(職場の名前)です」
私:「わたくし月刊イオ編集部で働く(相)と申しますが…」
女性:「いつもお世話になっております」
私:「Aさんはいらっしゃいますか?」
女性:「少々お待ちください…申し訳ありません、ただいまAは打ち合わせ中でして…。30分ほどで戻ると思います」
私:「そうですか。では、後ほどまたお電話いたします」
30分後に再び電話。プルルル…プルルル…ガチャッ
電話口からは先ほどの女性の声が。
私:「どうも、わたくし先ほどお電話差し上げた月刊イオ編集部の…」
女性:「あ、はい、ただいまおつなぎしますね。少々お待ちください」
保留のメロディ…
ややあって、「もしもし」という男性の声。
私:「(あっ、Aさんだ)どうも、わたくし月刊イオ編集部の(相)と申します(本日3回目)。お仕事中にすみません。実はですね…(とここから一方的に取材の目的について説明した後)。というわけで、一度お会いしてお話をうかがいたいのですが」
しかしその後、電話口からは今までの流れを全否定するような一言が。
男性:「すみません、何をおっしゃっているのかよくわかりません」
私:「えっ? あ、あのー、Aさんは○○や××の活動をされているということで、その件についてお話をお聞きしたいのです」
男性:「私、Aではありません。Bですけど…」
私:「えっ? えっ? (少々混乱しながら)す、すみません(汗)」
普段であれば、相手方に電話がつながった際に当然本人であるかを確認するのだが、この時は初めに応対してくれた女性職員が前回のやりとりの内容を理解して電話をつないでくれたこと、その後につながった電話に男性が出たことで、その電話越しの相手がAさんだと思い込んで話をしてしまったことがミスの原因。Bさん、そして代わったAさんには平謝りだった。Aさんとは無事アポがとれたのだが、なぜあんな恥ずかしい失敗をしてしまったのか。たぶん暑さのせいだろう。
この手の失敗談は少なくない。一度は、間に入ってくれた人物から取材相手の連絡先を教えてもらった際に間違った番号を教えられ、何の関係もないであろう赤の他人に数日間、電話とメールをしつづけたこともあった(間違われた人からすれば、見知らぬ人間からまったく身に覚えのない問題に関する留守電やメールがじゃんじゃん入ってくるので、とんだ迷惑だっただろう。その人も電話に出て人違いだと言ってくれれば、私もすぐ間違いに気づいたのだろうが、ひたすら無反応だったため、私の「嫌がらせ」はしばらく続く破目になった)。
ということで、電話を利用する際は気をつけましょうというのが今回の教訓。
8月もあと2日で終わり、もう9月だ。夏バテなどせずに締切前の慌しさを乗り切りたい。(相)