東京朝高、「花園」まであと1勝
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東京朝鮮中高級学校ラグビー部が今年の全国高等学校ラグビーフットボール大会東京都第2地区予選での決勝進出を果たしました。決勝進出は4年ぶり4度目。悲願の「花園」初出場まであと1勝に迫りました。
予選ノーシードの東京朝高は1回戦から出場。準決勝までの4試合を勝ち進みました。今月3日に行われた準決勝では終了間際の逆転劇で強豪の明大中野高校を13-12で破り、ついに決勝進出。
そして、きたる10日に秩父宮ラグビー場で行われる決勝戦の相手は目黒学院。今年の新人戦と東京都春季大会優勝の強豪です。
94年に朝鮮学校にインターハイ参加への道が開かれてから19年。この間、各朝高の選手たちがインターハイに加え、各種競技団体が主催する全国選手権大会に数多く出場してきました。ボクシング、重量挙げといった個人競技以外に団体競技でも、これまで大阪朝高がサッカーとラグビー、京都朝高と広島朝高がそれぞれサッカーで出場を果たしています。
しかし東京朝高は、これまで何度かいいところまではいきましたが、サッカーやラグビーなど団体競技での全国選手権への出場はまだありません。今回は久々に巡ってきたチャンスだといえます。
私はラグビーは素人ですし、観戦の目が肥えているわけでもないので、この場で試合の展望について語る能力はありませんが、卒業生の一人として母校のラグビー部の悲願成就を願っています。
今週日曜日の決勝戦は11時30分開始。東京および近郊にお住まいの同胞たちはこぞって応援に駆けつけましょう。歴史的な瞬間を生で見られるかもしれません。
私も取材のため現地に行きます。(相)