ドキュメンタリーを作ってみよう
広告
さて、今回製作中のイオの特集はドキュメンタリー特集です。
個人的にあまり積極的にドキュメンタリー映画は見ないのですが、
テレビやそれでも劇場まで足を運んだドキュメンタリーをみては、大泣きして、感動して、
心にしっかり何かを焼き付けるほどドキュメンタリーはすごい力をもっていると思います。
何年か前、私も会社の若い同僚たちとドキュメンタリーを作りました。
名前は「朝鮮新報社版 情熱大陸」。
そう。情熱大陸をまねて、朝鮮新報社で長年働き続けている先輩にフォーカスして撮ったものです。
これは社内限定で作ったものなので、一般的にはお見せできませんが。
はじめは若い同僚たちでなにか一緒にできたら最高に楽しいだろうなあという
単なる軽い思い付きではじめたのですが、 自分が提案してしまったために、
その道のりは結構大変でした。
個人的に過去、映像の専門学校に通っていたこともあって、
動画を編集するのは結構好きで頼まれて何回かやったことがあるのですが、
なんせ、ドキュメンタリーをつくったこともなかったので、イチからその手の本を買って、
情熱大陸を毎週欠かさずみては、構成などを研究しました。
企画書作成からみんなの意見を聞き、実行委員の結成、社歴を勉強し、
撮影のための講習会を総連映画製作所の方を講師に開いてもらい、
グループ毎に班を設けて事前取材、ドキュメンタリーの方向確認のための度重なる検討会議、
脚本作成、撮影、足りない部分の再撮影、ナレーション作り、ナレーション録り、編集。。。。
やることが膨大で、仕事もあるので毎日が忙しく、
編集も自宅で夜おそくまでコツコツやっていました。
それでも、みんなで力を合わせてひとつのものを作れたのは楽しく、
新たに会社の歴史も知れて、自信にもなったので作ってみて本当によかったです。
大変だった分、青春の1ページとしてしっかりと刻まれています。
そのときの資料はきっと捨てずに一生保管すると思います。
今回ドキュメンタリー特集をするにあたって「朝鮮新報社版 情熱大陸」を見返してみました。
いまみるとかなり荒削りでした笑
ドキュメンタリー特集の中には「ドキュメンタリーを作ってみよう!」という企画も掲載されています。
今回、総聯映画製作所の方にお願いしてまとめてもらったのですが、
ドキュメンタリー作成のコツや撮影する際に気をつけることなどが掲載されています。
時間が戻れるなら、これを見てもう一度撮影、編集をし直したいです(笑)。
在日同胞社会には映像として残しておくべきものがたくさんあると思います。
何気なく通り過ぎていく毎日を、貴重な資料として捉えて、何かを残す。
皆さんもドキュメンタリーを作ってみませんか?
私も意識的に日々を過ごし、また何か機会があれば作ってみたいと思っています。(愛)