記録を残す
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先週の水曜日、(k)さんがブログで「他の編集部員は取材ノートを残しているのか」という疑問を書いていましたが、私は残したい派です。と言ってもまだまだ数も少なく処分に困るというわけではないので、とりあえず今までのものは全て手元に置いています。
去年使ったノートは5冊。最初のものは衆議院会館で紛失、という事件がありました。取材前だったのでその日は配布された資料にメモをし、紛失届けを出して帰宅。ノートは後日、無事に見つかりました。それ以外の原稿に急遽必要なメモが無かったのも幸いでした。
2~4冊目は持ち歩きに便利かもとの理由で、手のひらに収まる大きさのメモ帳を使いました。しかし私は文字が大きく殴り書きになってしまうので、一つの質問の答えが5~6ページにまで及んでしまうこともありとても不便でした。何より、取材に応じてくれる方の前でペラペラペラペラとめくっては書き、めくっては…とするのが少し申し訳なかったなと思います。しかも3冊100円のものを買ったため、使い切るまで結構かかりました。
5冊目はA4の半分ほどの大きさに戻して、方眼紙のものを買いました。少しは綺麗に書けるかなと期待したものの、やはり焦ってそれどころではないです。自分の記録法に疑問を感じて録音に頼ったことも一瞬ありましたが、もう一度聞きなおすのが面倒でまたノートに戻しました。現在も、自分に合った方法を試行錯誤しながら模索中です。何年か経って今のものと見比べると変化がわかるかもしれません。
残すといえば、過去にアカを入れてもらった原稿も全て残しています。自分の文章の癖や間違いは添削されたものでしか気づけないし、表現の仕方や可能性を知れるダイレクトな資料なので捨てることができません。毎号分クリアファイルに入れて保存しています。たまに、直っていない癖があるかもと読み返すこともあります。原稿にペンが入ると、「学ぶ機会」と少し嬉しく(?)感じるというか、若干ワクワク(?)というか…アカ自体はあまりいいことではないと思うのですが、とても貴重に感じます。(理)