「60万回のトライ」、ぜひ劇場で
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ものすごい雪ですね。本日お仕事のみなさんは無事に出勤できましたか? 私は普段通勤に利用しているJRは運転を見合わせていたため、地下鉄を乗り継いで途中何度も心折れそうになりながら会社にたどり着きました。まだ自宅にいてこれから外出されるという方は、全神経を両足に集中させて地面をつかむようにして一歩一歩前進することを熱烈におすすめします…。
さて、先日、一足先に映画「60万回のトライ」を鑑賞しました。来週土曜日に行われる東京上映会に行くつもりでいましたが、大阪での上映会は満員御礼、作中登場するラグビー部の生徒らもステージにあがって会場を大いに盛り上げたとの朝鮮新報の記事http://chosonsinbo.com/jp/2014/01/il-205/を読み、欲に敵わずフライングして試写会に足を運んでしまいました。
監督の朴思柔さんは、3年に渡って大阪朝高ラグビー部を記録してきましたが、映画はその膨大な記録テープから2010学年度の子供たちにフォーカスして作られました。
映画には、朝鮮学校や在日朝鮮人を取り巻く、非常に象徴的な出来事や生徒らの経験、言葉たちが凝縮されており、映画は在日朝鮮人の歴史、現在に対する理解を広げられる可能性を持っていると思いました。
ドキュメンタリー映画としても、随所にドラマあり、笑いあり、涙あり、起承転結ありで、よくまとまっています。また、全編を通して監督の視点が全面に映しだされており、彼女の同胞社会に対する深い愛情がいかんなくあらわれている作品でした。
それを、来週の上映会で同胞たちと分かち合いたいと思っていましたが、出張のため行けそうもありません。残念です…。試写鑑賞後、プロデューサーの岡本有佳さんとお話しし、東京上映会にも帝京大学ラグビー部に所属する大阪朝高OBを呼んだらどうかと提案したところ、ぜひ呼びたいと思っている、とおっしゃっていました。
来週の上映会のほかにも、続々と劇場公開が決定しているので、ぜひ劇場でもご覧になってください。(淑)
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3/15(土)より オーディトリウム渋谷でキックオフ!http://a-shibuya.jp/archives/9164
【特別鑑賞券1,000円(税込み)】絶賛発売中
問い合わせは浦安ドキュメンタリーオフィス TEL:070-5454-1980 FAX:047-355-8455
info@urayasu-doc.com
連日10:30~(本編106分)
当日一般1,500円 学生・専門1,300円 シニア・会員1,200円
映画公式サイトhttp://www.komapress.net/
◆映画を語ろう~トークイベント情報
3/15(土)初日舞台挨拶・朴思柔監督ほか
3/16(日)朴思柔監督
3/17(月)鵜飼哲(フランス文学・思想/一橋大学)
3/18(火)鄭栄桓(在日朝鮮人史・朝鮮近現代史/明治学院大学)
3/21(金・祝)田中優子(日本近代文化・アジア比較文化/法政大学)
3/22(土)中竹竜二(日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)
3/24(月)村上晃一(ラグビージャーナリスト)
※3/29より、第七藝術劇場にて、ロードショー。以降、名古屋、神戸、札幌など全国順次ロードショー(韓国で夏以降、劇場公開予定)