イオで再びつながる
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イオ編集部に配属され、この仕事を始めてもうすぐ丸七年が経とうとしています。
この仕事のおもしろいところのひとつは、いままでお世話になった先生や、同級生、知人たちの近況を知ることができることです。
私は出張には行かないので、直接には会えませんが、取材してきた記者を通じて懐かしい方たちの様子をうかがい知ることができます。そして、撮ってきた写真には変わらぬ笑顔たち。
3月号工程中も私の知っている顔たちに出会えました。
編集作業をしながら、いまこんな仕事をしているのだな~すごいな~変わらないな~等など。
一方的に会った気になっています。
旧友たちのがんばっている姿を写真を通してでもわかると、こちらも元気をもらえます。
4月号では私の高校時代の恩師に取材協力をしてもらうことになり、(理)さんが取材に行ってきました。
高校時代、吹奏楽部を1ヵ月でやめた私を温かく迎え入れてくれた美術部顧問の恩師です。
常に楽しく、時に厳しく、私のとてつもなく下手な絵を3年間指導してもらい、高校3年の時には在日朝鮮学生美術展で銅賞をもらうことができました。
卒業時には油絵で私の顔も描いてもらい、プレゼントしてくれました。
いまでもちゃんとした額にいれて、大切にとっています。
(理)さんが出張から帰ってくると、恩師との楽しいおみやげ話を聞かせてくれました。
その取材の場で私に渡すお菓子も探してくれたようで、(理)さんを通じて受け取りました。
まるでそこにいるかのように手渡されたお菓子が、なんだかとても嬉しく、イオという雑誌でまたつながれていることに心が温かくなりました。
イオという雑誌が、これからもたくさんの人たちをつなげていく雑誌ということを心に留めて、8年目の編集作業をがんばりたいと思います。(愛)