日本の未来を左右する裁判
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3月2日の日曜日、各地の朝鮮高校では卒業式が行われました。
2010年に「高校無償化」問題が起こってから、4回目の卒業式となります。昨年の卒業生から、高校時代の3年間、ずっとこの問題が提起され、3年間、署名運動や街宣活動、デモ行進や文科省前での抗議行動など様々な活動を行わなければならなかった生徒たちです。
東京でも生徒が原告となり裁判が始まります。
大阪、愛知、広島、九州、東京と、多くの卒業生が原告のまま学校を巣立っていきました。進学や就職という人生の新しいスタートの後も、裁判という重い負担を強いられることとなります。
日本政府はいつまで、朝鮮学校の生徒だけを排除するという、あからさまな差別を続けるのでしょうか。毎年毎年、被害者が増えていく。
日本の司法は、この露骨な差別に対しどのような判断を下すのでしょうか。裁判の行方は、在日朝鮮人社会のこれからを大きく左右します。同時に、日本社会のこれからを大きく左右するでしょう。
日本の方たちには、日本社会の未来ためにも裁判の支援をお願いしたいと思います。
このブログでもお伝えしましたが、東京朝鮮高校生の裁判を支援する会が発足しました。ホームページも作られています。Http://mushokashien.blog.fc2.com/
会員も募集しています。http://mushokashien.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
東京だけでなく、裁判を争っている各地で支援するための活動が活発に行われています。
昔、1世たちは朝鮮学校を建設するときに、「力のある者は力を、知識のある者は知識を、お金のある者はお金を出して、学校を建設しよう」というスローガンを掲げ実行しました。いま、朝鮮学校を守るために日本人も含めて「力のある者は力を、知識のある者は知識を、お金のある者はお金を」出すときだと思います。(k)