1世を描いた絵
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イオ4月号の「1世をキャンバスに」には、私が高校時代に学んだ恩師の絵が紹介されました。
(理)さんが撮ってきた絵の写真をみると、私の記憶は一気に高校時代にプレイバック。
なぜなら、私が学生時代に美術部室で、ソンセンニム(先生)が4月号で紹介された絵を描かれていたからです。
鮮やかなオレンジ色をバックに静かにたたずむハルモニの絵。
学生ながら、大きなキャンバスいっぱいに描かれた絵をみて、始終圧倒されました。
それとともに、その絵をみているとなぜかすごく優しい気持ちになれたのでした。
いつまでもずっと眺めていたい、そう思っていた記憶があります。
今回文章とともに絵が紹介されているのをみて、私が学生時代に絵から感じたものの正体がわかりました。
学生のころと同じように、今度はその頁をいつまでも眺めていたい思いに駆られました。
私自身は1世のハラボジを描くことはありませんでした。
亡くなったのが大学入学直前ということもあり、自分のなかでハラボジのことをうまく整理できず、描かなかったのだと思います。
生きていたなら、きっと描いたのではないかなと思います。
例えば、小さい私の手を握るハラボジの手などを。
ハラボジの誕生日に一度ハラボジの手を題材に手紙を書きました。
そのときハラボジがとても喜んでくれたのを覚えているからです。
恩師の絵を文章とともに読みながら、もっとたくさんの方たちが描いたいろんなかたちの1世をみてみたいと思いました。
ぜひ、情報をイオにお寄せください。(愛)