皆さんの節税策は?
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連休明け、イオ編集部は6月号の追い込みに拍車がかかっております。次号、私の担当テーマは「増税に強い家計作り」で、税理士、社会保険労務士、会計学の先生方から続々と送られてくる原稿を読みながら、「増税ニッポン」で生きる厳しさを実感しています。
4月に消費税が上がり、社会全般でモノの値段が上がりました。このGW中も、消費税増税に便乗して入園料を値上げしたレジャー施設が目立ちました。困ったものです。
消費税のみならず、所得税や社会保険料がアップしているので、サラリーマンの手取りはどんどん減っていくばかり。多くの家庭では、「大してぜいたくも、消費もしていないのに、なんでこんなに余裕がないの?」という感覚ではないでしょうか。
家計を赤字にしないためには、収入を増やすか、支出を減らすかしか方法はありません。もっと根本的な問題として、働き方を変えなければ生活ができない、という状況になっています。
政府の増税策は、「日本の中流層をなくす」と言われています。終身雇用という言葉が生きていた団塊世代は専業主婦を多く抱えていましたが、それも昔の話。正社員が減り、非正規で働く人が増えるなか、共働きの家庭が増えています。保育園の待機児童が減らないのは、すでにいる待機児童のみならず、働く女性が増えている現状に政策が追いつかないからですが、「働きたいのに預けられない」「預けられないから働けない」―この悪循環は本当に深刻です。
今回の企画では、各種控除を利用した節税策や社会保険の活用、家計の見直しについて専門家に教えていただきます。子育て臨時給付金など、申請しないともらえない給付についてもお知らせします。
さて、4月に小学生2人になったわが家の家計。家計簿とにらめっこしながら、切り捨てられるものを見直し、2014年度予算を立ててみましたが、今のところ節約できるのは、食費のムダをなくすことくらいしか思い当たりません。買い物も吟味するようになりました。
この春、高校無償化制度にも所得制限が設けられましたが、この制度から除外されているウリハッキョの保護者たちは、私立並みの学費をどのようにねん出されているのでしょうか。ダブルワークのオンマも多く、本当に大変だと察します。先を見通してしっかり備えなければ、家計は破産し、大事なものを失ってしまいそうです。(瑛)