企画の大切さ
広告
今日はイオ6月号の締切です。今月号もゴール目前ですが、誤字脱字の確認など、最後まで気を抜かずに終えたいものです。ゲラを何度も回し読み、アカを入れて誤字や脱字を修正していきます。
記事を読みながら、ふと(これは…ここでしか読めないなあ)と思いました。この記事に限らず、またイオに限らずそれはもう当たり前のことなのですが、改めて企画の大切さを実感したのです。
例えば5月号の特別企画「漫画の中の在日朝鮮人」。ここでは、在日朝鮮人や日本軍「慰安婦」をテーマにした作品を描いている、漫画家の石坂啓さんに「加害者・日本を描く」理由について聞いた記事が紹介されています。日本軍「慰安婦」を取り上げたきっかけ、当時の編集者・読者の反応など興味深い内容でした。
このような話は、「漫画の中で在日朝鮮人がどう描かれているか探してみよう」という企画があって初めて聞けたもの。当時の編集者や友人、家族などは聞いたことがある内容かもしれませんが、このように雑誌の記事という形で発信できたことに意味があると思います。
まだ発信されていない、もしくは生まれてもいない様々な視点、価値観、考え…それらを世に出せるような切り口の企画を出せるよう努力したいものです。
さて、次の企画会議ではなにか画期的なアイデアが浮かぶといいのですが。(理)