つながりあう優しいトンポトンネを目指して
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8月23~25日にかけて、東京で「ムジゲ会全国交流会」が開催されました。ムジゲ会とは同胞障害者家族のネットワークをいい、来年で発足20周年を迎えます。今回は「子ども・家族ーつながりあう優しいトンポトンネを目指して」をテーマに、家族の交流はもちろん、より多くの人々に(同胞)障害者への認識を広めようという目的で開かれました。
関東、関西を中心に、他にも長野や愛媛、山口など全国から40以上の家族が参加。震災などの影響から、5年ぶりの全国交流会ということもあり、初めて参加された方々も多くいらっしゃいました。
交流会では、歓迎会や夜会、子どもたちの交流レクリエーション、保護者らによる意見交換会など様々な催しが準備されました。障害者たちの介助を務めるボランティアも含め、あちこちで賑やかな声が絶えませんでした。
月刊イオ10月号の特別企画で、ムジゲ会について取り上げます。全国交流会も3ページで紹介します。ぜひ一度、お手にとってみて下さい。
私は保護者同士の懇親会や意見交換の場にも同席しました。子どもを産んだ経験がないこと、障害者と身近に接することが長く無かったのもあり、そこではただただ保護者の声に耳を傾けていました。本を読んだり、まだ少しの経験で感じたことを今ここで話したところで何になるんだろう…と考え込んでしまったからです。それほど障害者家族が抱えている負担や心労は大きいと感じました。しかし同時に、「この子の笑顔にいつも助けられている」「一歩ずつ成長しているのが嬉しい」と笑顔で話す姿も見ながら、自分はその笑顔を広めていくことーつながりあう優しいトンポトンネのために少しでも力になれたらと思いました。まずは会の名前、次は活動、当事者の言葉…一つひとつ知ること、知らせていくことを続けていきたいです。(理)