読者へ会いに
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毎月ごと編集部に届く読者カードには、参考になる感想や励ましのメッセージ、その他にも面白い話や興味深い出来事などが綴られています。雑誌の内容とは関係のない唐突な質問やつぶやきに笑ってしまったり、その人の日常生活でのちょっとした考えや発見が印象に残っていたり。そんな読者の声を読みながら、直接お会いして後日談や詳しい話を聞くことができれば楽しいだろうなと常々感じていました。それくらい、読書カードには魅力的だったり気になる言葉がたくさん詰まっています。
はじめはそんな「楽しいだろうな」というぼんやりとした考えでしたが、「連載にしてみたら」とのアドバイスをもらい企画が実現しました。来年度の新連載「読者へ会いに」。読者カードをもとに、実際に読者へ会いに行ってお喋りをする企画です(笑)。
今週は第1回目の方とお会いしてきました。その方が過去に送ってくださった読者カードの中から1枚を選び、そこに書かれていることから聞き始めます。読者カードをきっかけに会い、書かれた限定的な話を掘り下げるという普段とは違う取材で、新鮮かつ面白い場になりました。初めてお会いするにも関わらず「話の続き」を聞くというのも何だか友人同士のような感じがして、緊張の中に若干の親近感もわきました。
これから続く11回も、どんなお話を聞くことができるか楽しみです。こんな話があるよ、という方がいらしたらぜひ書いて送ってください。連載に関わらず、読者カードも随時お待ちしております。(理)