冊子「モンダンヨンピルin広島の軌跡」完成!
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先週につづき、広島の裁判支援運動のことを。
広島といえば今年7月に行われたモンダンヨンピルコンサートが記憶に新しいところですが、コンサートの準備過程と本番を通じてよりいっそう広く厚くなった学校支援の輪は、現在も活動に活かされているようです。
最近の活動としては、まず、11月15日に行われた広島朝鮮初中高級学校の学園祭。ここに広島市の文化振興課課長と補助金担当の学事課課長が訪問。学園祭で児童・生徒たちの公演を見て、学校の歴史を紹介した展示を見て回ったそうです。
学園祭では、モンダンヨンピルによるミニコンサートも。ラストフォーワンによるパフォーマンスが披露されました。
翌々日の17日には、ラストフォーワンのメンバーが広島市を表敬訪問し、朝鮮学校への補助金再開を要請。
メンバーらは、「なぜ、朝鮮学校を支援するのか?」との質問に、「韓国社会では朝鮮学校を知らない人が多いが、ひとたび朝鮮学校のことを知れば、応援しなきゃ、という気持ちになる。支援するのは当然のことだ」と答えたそうです。
そしてつい最近できあがったのがこれ。
冊子「モンダンヨンピル in 広島の軌跡」です。冊子の内容は、モンダンヨンピル広島公演が決まる前から、実現にいたるまでの過程、当日のようす、感想文と、盛りだくさん。オールカラーで写真ととも紹介されています。
公演のDVD、当日販売され大人気だったTシャツともに購入可能です。他の地域の支援運動にもきっと役立つであろう、経験と成果が詳細に収められているので、ぜひ手にとってみてください。
今後としては、今年6月に行われた「日朝合同学習会&交流会」の第2回の準備が、着々と進んでいるそうです。一連の活動で中心的役割を担っている「民族教育の未来を考える・ネットワーク広島」(※県教組や市民団体、広島朝鮮学園、オモニ会などの団体によって構成される)代表の村上敏さんは、広島での朝鮮学校支援活動を振り返りながら、「地道な取り組みを通じて、支援者たちが朝鮮学校を取り巻く問題を、より自分自身の問題として意識化している。そういった、『共に』やろうと決意を持った人たちが結束してきていることを実感する」と、イキイキとお話されていました。(淑)