さらに強まる、朝鮮学校支援のネットワーク
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先週の土曜日に「朝鮮学園を支援する全国ネットワーク」の集会が開かれ、私も取材と学習を兼ねて参加してきました。今回は日本各地の代表らによる1年間の活動報告とともに、「京都朝鮮学校襲撃事件」裁判の報告、国連・人種差別撤廃委員会への参加報告などがなされました。詳細は、月刊イオ2月号の「裁判記」でも紹介される予定です。
各地の報告は、茨城、千葉、東京、広島、大阪、福岡からありました。▲今年6月に「朝鮮学校の子どもたちの人権を守る会」を発足させた茨城、▲同じく8月に「朝鮮学校を支える県民ネットワーク」を発足させ、日朝友好の様々な取り組みを形にしてきた千葉、▲「無償化」裁判支援のための各種集会や文科省前での金曜行動、韓国市民団体との交流を繋いできた東京、▲7月にモンダンヨンピルコンサートを成功させ、クォン・ヘヒョ氏の広島市長表敬訪問も実現させた広島、▲大阪府庁前での火曜行動やホンギルトン基金を実施しながら、「補助金」裁判と「無償化」裁判を進める大阪、▲2000年に「朝鮮学校を支える会」を発足し、地道な交流、支援を続け、九州での「無償化」裁判支援に力を注ぐ福岡―。
厳しい状況の中でも、各地で確実に運動が前進しています。そこには報告だけでは伝わりきらない日々の積み重ねがあるんだな、と話を聞きながら感じました。また「支援運動」という言葉では伝わりきらない、人と人の強い繋がりがあるように思いました。報告集会後の懇親会で、各地の代表同士が固い握手を交わす姿がとても印象的でした。
そして来年! 2月末には、「朝鮮学校を支援する全国ネットワーク」による初の全国一斉統一行動と全国集会が予定されています。詳細は今後検討していくとのことですが、行事の案内を聞いて、湧き上がってくる熱のようなものを感じました。朝鮮学校支援のネットワークは少しずつ強く、大きく広がっています。
さて、私も今年最後のブログ更新になりました。2014年はたくさんの出会いとともに、いろいろな形の別れもやってきた1年でした。今年の仕事はまだ5日残っています。いま完全に振り返ると気が抜けてしまいそうなので、実家への長い帰路の間にゆっくりと振り返ろうと思います。(理)