マンガ イオストーリーズ
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「マンガ 朝鮮の民話」に代わり、2015年度から新しく始まった「マンガ イオストーリーズ」。昨年は、題名のとおり様々な朝鮮の民話を原作にしていましたが、今年度は「在日朝鮮学生口演大会」の演劇部門で課題作になっている演劇の脚本が原作です。1、2月号は「ハブとマングース」。口演大会に参加したことがあり原作を知っている方からは「漫画で見られて嬉しかった」などの感想が寄せられました。
昨年度から漫画ページの編集を担当させてもらっているのですが、原作→ネーム→原稿と、文字から絵へ段階を踏んで変化していく様子が見られて毎回とても新鮮です。「→」と簡単に記していますが、特に今年度は台詞の翻訳(台本は朝鮮語で書かれているので)から始まり、コマ割、ストーリーをうまく編集しまとめる作業…など、完成までの苦労は並大抵のものではないでしょう(いつもコマッスンミダ)。
編集に携わることで、(この数ページの漫画に毎月膨大な時間が捧げられているのだ)という、作り手の姿を考えるようになりました。昔に比べて漫画をよく読むようになったのも作品の後ろにいる作家や編集者という存在を意識し始めたからだと思います。写真は、冒頭で紹介した「ハブとマングース」のネームです。ぜひ本誌とも見比べてみて下さい。
3月号以降の作品、またそれがどう再現されるのか、私自身も今から楽しみです。イオストーリーズに寄せて新たに書かれた、オリジナルの作品があっても面白そうですね。漫画に限らず、連載企画や特集/特別企画への様々なご意見・感想も教えていただけるとありがたいです。(理)
おお!
アンニョンハセヨ。
昨年から始まった連載マンガ、とても楽しみにしてますよ~ ^^)
今年からはまた装いも新たに、同胞の生活の中にテーマを求める企画になったようで。
初回タイトルもいいですね、『ハブとマングース』。
口演大会も昔よりずいぶんやわらかくなったもんです(笑)。
それにしても、前・後編すべてのネームを出しちゃうとか、
このエントリ、ファン垂涎のサービスをやってくれます((理)さん、ありがとうございます!)。
しかも作者さんの画力が高いのか性格がきちょうめんなのか、
これはネームどころか「清書前の下描き」レベル!(さすがに最初にラフを起こしているとは思いますが)
このままペン入れもやろうと思えばできちゃうかもしれません。
作者の「稀玉」さん、クオリティ保つの大変だと思いますが、がんばってください!
※(理)さんへ
「編集者という存在を意識してマンガを読むことが増えた」とおっしゃるなら、
読んでほしいマンガがあります。その名も『重版出来!』!
マンガ編集者の内情を描いたお話です。詳しい内容は以下のサイトの記事をごらん下さい。
別の意味で勉強になる記述もありますよ。ではでは。
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20131108/E1383843802250.html
オタトンポさま
コメントこまっすんみだ!
漫画、毎月楽しみにして下さっているようで嬉しいです。私自身も知っている作品だったので、楽しみながら編集に携わらせて頂きました。
ネームも喜んでいただけたなら幸いです。毎回、ネームが届いた時に受ける感動をぜひ読者の方々とも共有したかったので…。稀玉さんにも伝えておきますね。
漫画の紹介コマッスンミダ! 働きマンも面白く読みましたが、編集者を題材にした漫画が他にもあるのは知りませんでした。この漫画もとても興味深いですね。ぜひ読んでみようと思います!