月刊イオ3月号が完成しました!
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今日は旧正月です。朝鮮半島では、北も南もお休みとなります。月刊イオ編集部もお休みです。でも、昨日、月刊イオ3月号が完成したので、ブログは休まず、3月号の紹介をしたいと思います。
月刊イオ3月号の特集は「1945-1950 解放を問い直す」です。
1945年8月15日、朝鮮民族は解放されましたが、それは同時に分断の始まりでもありました。朝鮮半島の分断を進めるアメリカ(GHQ)と、植民地時代の朝鮮人に対する支配構造を継続させようとした日本政府による弾圧により、在日朝鮮人もまた解放後も闘いと受難の歴史を歩まなければなりませんでした。
今年は8.15から70年を迎えますが、3月号の特集では、在日朝鮮人にとって解放とはなんだったのか?という問題提起を行い、在日朝鮮人の根本を形作ったとも言える1945年から1950年までの5年間を、当時の朝鮮人の組織作りや帰国運動、権益・生活擁護運動、民族教育とそれに対する弾圧、法的地位などの問題を取り上げて検証します。
解放70周年に向けた特集の第1弾となります。
特別企画は「「無償化」省令改悪から2年」です。
この春で「高校無償化」から朝鮮高校が除外され5年が経ちます。2月20日には安倍政権が朝高をはずすために省令を改悪し2年を迎えます。現在、日本の5ヶ所では「無償化」問題で国(日本)を相手取っての裁判が行われています。
特別企画では、この5年間、不条理な差別に立ち向かい、声をあげ続けてきた5ヵ所の地域の人たちの思いと、裁判を応援するグッズを紹介しています。そして、「無償化」排除を続ける現政権の差別の根深さを考えます。
特集、特別企画以外にも、阪神淡路大震災で子どもを失った崔さんの20年を語る「息子の遺志継ぎ、共助のまちづくり」、元朝日新聞記者が日本軍「慰安婦」問題をめぐる記事で提訴した問題を扱った「慰安婦記事 捏造ではない」を掲載しています。
今月号も豊富な内容でお届けしています。ご愛読お願いします。(k)