「近くて遠い国」・・・
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ある日、編集部で仕事をしていると、父から連絡が来た。
電話の内容は、祖国(朝鮮民主主義人民共和国)で暮らす伯父が亡くなったという知らせだった。
突然の病で倒れ亡くなりお葬式も色々済ませたあとに、父に連絡が来たということだった。
奇しくも祖父の命日にお葬式だったという。
日本ではその日、何も知らず、祖父のチェサ(祭事)を行っていた。
祖国では必ず温かく迎えてくれた伯父の笑顔が頭に浮かんで、涙がにじんだ。
いまだ国交が樹立されていない朝鮮と日本。
もし国交が樹立されていて、自由に行き来できたなら、すぐに駆けつけられたはずなのに。
顔を一目でも見られたはずなのに。
涙声の父の言葉を聞きながら、胸がしめつけられた。
このもどかしい距離感を、感情を、なんと言い表せばいいのだろう。
「近くて遠い国」をこんなにも実感したことはなかった。
戦後70年が経つというのに、いつこの距離が縮まるのだろうか。
早く、早く、「近くて近い国」同士になってほしいと願わずにいられない。(愛)
近くて近い国同士
私は一日本人です。伯父様のご逝去、心よりお悔やみ申上げます。本当に「近くて近い国同士」になってほしいですね。一日でも早く、朝鮮民主主義人民共和国と日本が国交を持てる様に、お互いに頑張りましょう。
Unknown
(かんちゃん)さま、そうおっしゃって頂けて、ありがたいです。自分自身もできることから少しずつでも頑張りたいと思います。