「無償化」裁判、18日は東京、19日は九州
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明日18日、11時半からは、東京「無償化」裁判第5回口頭弁論の日だ。
(Facebook「オモニ会活動」から転載)
地下鉄霞ヶ関駅B1出口を降りて、地上に登っていくと、東京地裁の前には長谷川和男さんや森本孝子さんら、「無償化」連絡の支援者の方の姿がいつもあり、どんな寒い日も温かい気持ちに包まれる。裁判は、勝ち負けのはっきりする厳しい闘いだけに、支えてくれる人のありがたさが身にしみる。
裁判の取材を始めるようになって、この場で懐かしい友人や知人に会うようになった。
半休を取って列に並ぶ幼馴染から、子どもが中学生に育ったと聞いて月日の流れを実感。
国連に出向き、差別を訴えた群馬出身のオモニは、明け方に電車に飛び乗って上京したそうだ。今春、第1子が朝高に進学という。わが子が証言に立つ姿を最前列で見守る母親、朝鮮学校保護者をとうに卒業した人たちの姿もたくさんいる。列の中には高校進学を控えた中学生もいた。
裁判のたびに、法廷を埋める人たちを見ながら、「ここまでできるだろうか」、と何度思ったかわからない。この闘いが続いてきたのは、原告に寄り添う人たちが、気持ちを「行動」に置き換えてきたからだと感じられるのも法廷の場だ。
閉廷後の報告集会は、毎回熱気に包まれる。
弁護団がずらりと並ぶだけで、「支えられている実感」がわき、原告や保護者が思いを語る場面では、原告の苦悩とあきらめない気持ちに自然と心が重なる。たった数時間だが、裁判の取材を終えると、出発点に立ち返ることができる。
明日は東京、19日は九州「無償化」裁判第5回口頭弁論(14時から、福岡地裁小倉支部)が開かれる。
4、5月にかけて行われる裁判は以下。ぜひ足を運び、原告に力を!(瑛)
◆愛知「無償化」裁判第12回口頭弁論:4月21日(火)14時~、名古屋地裁
◆大阪「無償化」裁判第11回口頭弁論:4月24日(金)11時~、大阪地裁
◆広島「無償化」裁判第7回口頭弁論:5月13日(水)13時半~、広島地裁
◆大阪「補助金」裁判第14回口頭弁論:5月14日(木)11時~、大阪地裁