芝桜の丘へ
広告
5月初めの連休を利用して埼玉県の秩父にある羊山公園に行ってきた。
羊山公園は、一面に芝桜が植えられた「芝桜の丘」で有名なスポット。毎年4月中旬から5月上旬の開花時期には多くの観光客でにぎわう。
その名前からして芝桜は桜の一種(バラ科)と思われがちだが、ハナシノブ科の多年草だ。花の形が桜そっくりで、葉が芝のように地面を覆うことから「芝桜」と名づけられた。色もピンクのほか、白や淡いブルーや紫色などさまざまな種類がある。
起伏の豊かな丘に咲き誇る芝桜は花のじゅうたんのようで、とても美しかった。春の陽気の下、一面に漂う花の香りが日々の仕事で荒みがちな気分をいくらか明るくさせてくれた。
一昨日、イオ6月号は無事校了の日を迎えた。普段であれば校了日後の数日間は編集部内に弛緩した空気が流れるのだが、私はほっと一息つく暇もなく、昨日から出張へ。今週末まで広島、福岡、大阪、愛知を回る。
間もなく完成する6月号の特集は「どうする、朝・日関係」。そして次の7月号の特集では朝鮮半島の植物を取り上げる。新緑がまぶしさを増し、初夏への序奏を感じさせるこの季節にふさわしい誌面になれば、と思っている。(相)