イオ8月号ができました!
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数日前から夏本番の暑さですが、皆さまお元気でしょうか。
さて、夏らしいイオ8月号が完成しました!
表紙はプロビーチボールバレー選手の黄秀京選手。今年2人目となる女性選手で、五輪出場を目指すパワフルな姿が印象的です。
来たる8月15日、私たちは日本の植民地解放から70年を迎えますが、特集では、「統一はロマン?」と題して、私たちにとっての「祖国統一」を考えてみました。
1991年の統一卓球チームの感動、61年ぶりに故郷訪問を遂げた一世の思い、スパイのぬれ衣を着せられた元留学生の苦しみ、韓国の大学生と平壌で過ごした青春時代、三千里鉄道への夢…。
今回の特集では、たくさんの方々が登場されていますが、その語りから、「なぜ統一なのか」が浮かび上がってきます。統一への思いは世代を重ねるごとに変わってきているのは事実でしょう。シビアな意見も聞きます。
しかし、何より、大国によって引き裂かれた「祖国分断」というこの不正常な状態に、多くの在日コリアンが人生を大きく規定されている事実に目を向ける必要があると感じます。
この間、雑誌を作りながら思いだしたのは、やはり、祖国解放を誰よりも喜んだ無数の一世の存在と、統一を見られなかったかれらの無念です。
他にもイオ編集部が総力をあげて作った高校無償化裁判本の紹介や、出版にちなんだ座談会「民族教育の権利、裁判闘争でどう勝ち取るか」、マンガ「はだしのゲン」を韓国で出版した金松伊さんのエッセイ、在米同胞アジュンマ・シンウンミさんの統一トークなどの記事が掲載されています。
柳美里さんや金満里さんの連載も読みごたえがあり、人気のマンガ「明日への手紙」は最終回を迎えます。どうぞ手にとってお読みください。(瑛)