あらためて、高校無償化裁判本が出ました
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今回のエントリでは、先日イオ編集部が出した本「高校無償化裁判~249人の朝鮮高校生 たたかいの記録」についてあらためてお知らせを。
本書完成後、購入方法などの告知が不十分だったため、問い合わせが多数寄せられました。申し訳ありません。
書籍の購入に関してはメール、ファックスで注文を受け付けています。お届け先の住所、郵便番号、宛名、電話番号、希望の部数を明記の上、
E-Mail:order@io-web.net
FAX:03(5615)4095
までお送りください。本体価格800円(税別)+送料となっています。
電話 03(6820)0107 での注文も受け付けています。
詳しくは本誌ウェブサイト内の特設ページ https://www.io-web.net/ad_musyouka/ まで。本エントリの冒頭に貼り付けたバナーをクリックしてもいけます。
2010年4月にスタートした高校授業料無償化・就学支援金支給制度(以下、高校無償化制度)は外国人学校に通う生徒たちも対象とした画期的なものでしたが、5年がたった今も外国人学校の中で朝鮮高校だけが排除されています。2012年末に誕生した安倍自公政権が制度から朝鮮学校を排除するために省令を改悪するという暴挙に出た後、たたかいの主な舞台は法廷へと移りました。無償化裁判は現在、愛知、大阪、広島、九州、東京の5ヵ所で行われています。
本誌イオは2010年の制度スタートから現在まで、折に触れてさまざまな形でこの問題を誌面で取り上げてきました。昨年からは、各地で行われている裁判の記録を毎月2ページで掲載しています。
本書は、高校無償化制度から朝鮮学校がはじかれた経緯や現在各地で係争中の裁判における主張や論点に加え、裁判支援に関わる人々の声も丹念に拾っています。資料として、関連日誌、東京無償化裁判の訴状や裁判所に提出された意見書なども載せており、この一冊で問題のすべてがわかるようなつくりになっています。これまで高校無償化からの朝鮮学校除外の問題について網羅的にまとめた書籍はありませんでした。勝訴に向けた各地の裁判および支援運動に資するような本にしたい―そんな思いを作り手として込めました。
緊急出版ということで、いろいろと足りないところもあるかもしれませんが、ひとりでも多くの方々が本書を手に取っていただければ幸いです。(相)