コリアンビジネススクール(コリビジ)
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青商会が主催している「コリアンビジネススクール(コリビジ)関東」を取材(8月23日)したので、今日はコリビジについて簡単な紹介を。
コリビジは同胞社会や日本社会、そして世界で活躍できる起業家、経営者を育成するために運営されている、在日を対象としたビジネススクールだ。第1期コリビジ関東が開校されたのは2013年。現在行われている第3期コリビジ関東は、約4ヶ月に渡り全8回のセミナーが企画されており、今回第6回目が終了した。
セミナーの内容は多様だ。企業理念や経営戦略などといった基礎を学び、グループワークを通じて決められたテーマに沿って企画・発表も行う。最終的には、受講生自身が考えるビジネスプランについて、各自が事業計画書を作成しプレゼンテーションを行い、点数を通して評価を行う。人前でプレゼンテーションを行う際に、自身の精神状態をコントロールできるようにするための訓練も盛り込まれている。また、すでに事業を展開する同胞を講師として招いて行われたアントレプレナーシップ(起業家精神)セミナーで、受講生たちは実際の経験談に熱心に耳を傾け、その後質疑応答も行われた。
受講生たちは、起業を目指している人、すでに起業した人、事業を継承しようとする人、高いビジネススキルを習得しようをする人など20人ほどが集まる。中には現役の朝大生もいる。将来設計も様々だ。
取材を通して感じたことは、講師や運営委員たちと、受講生たちの距離が近いことだ。受講生は自身のビジネスプランを設計する過程で浮かび上がる疑問点を、講師に積極的に質問し、講師も一人ひとりの考えを聞きながら、対等な目線でアドバイスをするようすが印象的だ。運営委員会のメンバーのなかにはコリビジ卒業生もいる。コリビジに対する熱い思いが、受講生たちが少しでもたくさん学べるように尽力する姿勢に現れていた。
関心がある方は、是非第4期へご参加を!(S)