イオ、のこれから
広告
イオブログを読んでいただいている皆さん、アンニョンハシムニカ。
イオ編集部は、10月号の作成を終え、11月の完成に向け、動き出しました。今日は愛知で無償化裁判が行われるので、(理)さんは、現地入り。明日、このイオブログで現地発のレポートをアップする予定です。
毎日をこうして、雑誌のことを考え、過ごしているのですが、この営みを続けられるのは、当たり前のようで、そうではない、と思います。
作る人がいても、梱包し、配り、そして、読んでくれる人がいないと、雑誌作りはそもそも成り立たたない。購読し、お金を払い、月々届いた雑誌のページを開き、感じた何かを届けてくれる人がいてこそ、雑誌を取り巻く人々の「動き」が生まれる。何より、意思なくして、雑誌は生まれない。
来年、創刊20周年を迎えるイオを巡って、この雑誌の将来について、考えることが増えました。
イオ編集部に配属されたのは、創刊8年目の春の日。最近、当時のオリジナルメンバーと会う機会に恵まれ、楽しく話を聞いたのですが、その頃、30代だった人が50代、60代に、その頃に生まれた人が10、20代になっている。皆さん、どんな日常を過ごしているのでしょうか。
30、40代の頃は、付き合いで購読していただいた方でも、今は疎遠になっている人もいるだろうし、ずっと読み続け、バックナンバーをすべて保管してくれている方もいます。
作る側にいると、作っているという、「自己満足」にあぐらをかくことも出てくる。しかし、その気持ちを一度突き放して、「どう読まれているのか」「なぜ読まれないのか」という現実を知ることが、企画を考える出発点では、と思う今日この頃です。
近々、2016年度の企画会議もスタートします。耳に痛い話もたくさん聞きながら、新企画を生み出す糧にしたいと思っています。(瑛)