テコンドーの思い出
広告
先日、テコンドー日本代表の姜昇利選手の取材で、姜選手が開いているテコンドー道場を訪れた。10人ほどの子どもたちが練習に励んでいて、1番幼い子で4歳。誰よりも真剣に動作を真似る姿があまりにも可愛くて微笑ましかった。
そういえば、自分も小学校の頃、学校で行われていたテコンドー教室に1年ほど通っていた。大分記憶も薄れたが、そこそこ頑張っていたのは覚えている。毎日家でも柔軟体操を欠かさず行い、そのおかげか、自分では今でも体はやわらかいほうだと思っている。
学校の夜会では、毎年子どもたちがステージに出てテコンドーを披露していた。そこで初めて板割りに挑戦させられた。記憶が正しければ、練習では一度もやったことがなかったように思うが、友だちが次々と成功させていくのを見て、根拠のない自信が沸いてきた。
一番自信があったネリョチャギで挑んだが、3回トライするも見事に失敗。子どもながらにかなりのショックを受けたのを覚えている。それがやめるきっかけになってしまったかは分からないが…。
姜選手は稽古後に、「どれだけ力を上手く発揮できるかが大事。子どもでも、それが上手い子は力強い動作ができる」と話していた。力任せに板を割ろうとしていたことを思い出し、なるほど~と納得した。(S)