今年最後の取材に行って
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12月25日、東京地裁にて「ニコン『慰安婦』写真展中止事件裁判」の判決言い渡しがありました(裁判の概要などはこちら→http://oshietenikon.net/about/)。
私も今年最後の取材で行ってきました。
ニコンという有名な企業を相手に訴訟を起こしたのは、韓国出身の写真家・安世鴻さん(写真中央が安さん)。20年ほど前から日本軍「慰安婦」被害女性たちを写真に収めており、日本で書籍も販売されました。現在は日本に暮らしながら活動を行っています。イオでも2016年2月号から、「日本軍『慰安婦』の肖像」に代わって新しく安さんの連載が始まります(以降、偶数号に掲載されます)。
冒頭の裁判について、私はこれまできちんとフォローしていませんでした。判決言い渡し、その後の報告集会に参加してみて、この事件がどれだけ重大な問題かを、恥ずかしながら初めて知ると同時に、もっと多くの人たちにこの問題について早くから伝えなければいけなかったと反省しました。
判決は安さんの勝訴。しかし判決文の内容には残念な部分も見受けられ、またニコン側の控訴も十分にありえるということで手放しでは喜べない様子。詳しい内容はイオ2月号で紹介するので、ぜひ読んでほしいです。
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今年最後の取材に行って、自分の周りで何が起こっているか、いま何を伝えるべきなのか、知らないといけないことがまだたくさんあると強く感じました。来年は日々の仕事をきちんとこなしつつ、もっと視野を広げてさまざまなことがらにアンテナを反応させようと思います。仕事でもプライベートでも、また新しいことにどんどん挑戦してみたいです。
さて、私のブログも今年最後になりました。来年も、日刊イオならびに月刊イオをよろしくお願いいたします!(理)