もうひとつの花園
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昨今のラグビーブーム。今日は中学生による全国大会の紹介です。昨年12月29日~31日にかけて、第21回全国ジュニア・ラクビーフットボール大会(日本ラグビーフットボール協会主催)が大阪市花園ラグビー場とJ-GREEN堺で開催されました。毎年、全国高校大会(花園)と同時期に開催される、中学生たちによる全国大会。昨年上位成績を収めた16の選抜チームが出場しました。
他の強豪チームを退け、第21回大会を制したのは、兵庫県ラグビースクール選抜。この優勝チームで、朝鮮学校に通う3人の中学生たちが活躍していました。
同チームのキャプテンを務めた、背番号12番・BKの李承信選手(神戸朝鮮初中級学校・中3)、全試合にフル出場し優勝に貢献した、背番号3番・FWの朴祐亨選手(西播朝鮮初中級学校・中3)、背番号16番・FWの兪瑛士選手(神戸朝鮮初中級学校・中2)たちです。李承信選手は優秀選手にも選ばれました。
兵庫県ラグビースクール選抜は、昨年11月に行われた近畿大会で強豪・大阪代表に1トライ差で勝利し、全国ジュニア大会出場の切符を手にしました。1回戦で京都府中学校選抜に22-12(29日)、準決勝で長崎県選抜に38-31(30日)で勝ち、初めて決勝に進出。決勝では神奈川県スクール選抜に24-21(31日)で勝利し、見事初優勝を果たしました。
優勝チームで活躍した3選手が、いずれ朝鮮高校ラグビー部員として花園の舞台でプレーする姿を期待したいと思います。(S)
※掲載記事
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=109051&page=4&code_s=1002 (RUGBY REPUBLIC、2015年12月31日)