ウェルカムボード=我が子?
広告
(相)さんの結婚式で、ウェルカムボードの依頼を受けさせて頂いた。
ウェルカムボードは今まで何回か制作してきたが、毎回ちゃんと本人に似せることが出来るかとても心配になる。
頂いた数枚の写真を見ながら描いていくのだが、幸せそうににこやかに微笑んでいる写真を見ると、段々その笑顔が自分に向けられている様に思えてきてちょっと恥ずかしい。制作するときは毎回こういう気持ちに(勝手に)なってしまう。
受付に飾られたウェルカムボードを見ると、手塩にかけて育てた“我が子”の旅立ちを見る様で感動する。
「幸せになれよ…」と、ほんのり寂しさを感じつつも、新居に迎えられるであろう“我が子”を見送る。
このブログでも記事を書いたが、何年か前に地元の友達にウェルカムボードを描いた。
その子の家に何回か遊びに行ったが、自分が描いたウェルカムボードを玄関に丁寧に飾ってくれていた。
こうして自分が手掛けたものが誰かの生活に溶け込んでいき、当たり前のものとして側にあるというのはなんと幸せなことか、ととても感慨深かった。
ウェルカムボード制作を生業にしている人は、毎回こういった気持ちになるのだろうかと、ぼんやり思った。(麗)