「NHKスペシャル メルトダウン▽88時間」をみて
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日曜日、イオで年間連載をしてくれている金すんらさんも出演するということで、
「NHKスペシャル メルトダウン▽88時間~福島第一原発・同時多発事故の全貌~」を鑑賞した。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586732/index.html
すさまじい内容だった。
背筋が凍る思いで、テレビの前で一言も発せずテレビを見続けた。
5年前のあの日の緊張感、絶望感を今一度思い出した。
私は5年前の3月11日、家に帰れず友人宅に泊めてもらい、人もまだらでお店も閉まっている閑散とした街中を歩いて出社した。
社内のテレビはつけたままで、NHKが流す被害情報に耳をかたむけながら、仕事をしていた。
そんな中の午後15時半過ぎ、福島第1原発で水素爆発が起こったとの一報が映像とともに流れた。
「これはかなりやばいんじゃ…。」社内の誰もがテレビを凝視していた。
日にちを追うごとに悪化していく福島第1原発の緊急事態。本当に日本は終わってしまうんじゃないか、もうこの地に住めないのじゃないかと思った。
今回、このドラマを見て、改めて知ったことも多かった。
「東日本壊滅を覚悟した」と吉田昌郎所長が語った内容をドラマを通じて初めて知り、東日本壊滅を免れたのが、神がかり的な運、奇跡だったという事実にもゾッとした。
原発エネルギーは、もとから人間がコントロールしきれるものではなく、ましてや一企業に背負えるものでもない。
なのに、今の政府は変わらず原発再稼働を進めようとする。
福島第一原発の事故の事実を改めて検証し、未来の子どもたちのために何をすべきかを考えれば、一目瞭然なのに。
今回このドラマを作った制作陣に感謝したい想いだった。
5年の節目の今、忘れないよう事故の事実をちゃんとわかりやすい形で提示してくれたのだから。
明日、3月16日にも再放送をするそうです。(3月16日(水)午前0時10分~午前1時40分NHK)
まだ見てない方にもぜひ見て欲しい内容でした。(愛)