職場に復帰しました
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日刊イオの読者の皆さん、お久しぶりです。確認すると、前回、私が担当した日刊イオは、昨年の7月30日になっています。約9ヶ月ぶりの日刊イオとなります。
昨年8月7日、私はクモ膜下出血のために会社で倒れてしまいました。同僚たちが介抱しすぐに救急車を呼んでくれました。クモ膜下出血の手術、そして水頭症も併発して、計3回も手術することとなりました。本当に意識が戻って思考できるようになったのは、倒れてから2ヶ月以上たってからでした。意識を失っていた間は、ずっと、夢の世界をさまよっていました。そのことについては、またの機会にでも書きたいと思います。
11月初旬から本格的にリハビリを開始。意識が戻った時に、自分の足で立つことができなかったときはショックでした。車椅子生活を送りながら病院でリハビリに励みました。
入院生活は今年の2月27日までで、その後も自宅で静養しながらリハビリに通っていました。会社に出勤できるようになったのは、4月18日。しかし、まだまだ編集の仕事に復帰できたとはいえません。第3者に読んでもらうことを前提に文章を書くのも、このブログが倒れてから初めてで、ものすごく緊張しています。
意識を失っていたのでわからなかったのですが、後からいろいろと話を聞いてみると、命を取り留めたこと、大きな障害が残らなかったこと(特に脳に。これからどうなるかわかりませんが)、仕事に復帰することができたこと…など、非常にラッキーだったと思わざるを得ません。
私が倒れていた間、月刊イオは何の問題もなく発行されてきました。私のいない間、懸命に編集作業を進めてくれた編集部員のみんなに、改めて感謝しご苦労様でしたと伝えたい。
意識が戻ってから、断片的にニュースにも接し、世の中の動きもそれなりに把握しようとしてきましたが、取り残された感じは否めません。そして、9ヶ月の間、在日朝鮮人を取り巻く状況は、倒れる前よりも悪化しているのではないかと感じています。
全部は書きませんが、高校無償化から朝鮮学校だけを排除する露骨な差別は続き、文科省は都道府県知事宛に、朝鮮学校への補助金廃止を促す通知を出しました。日本政府は朝鮮に対する独自の「制裁措置」を強化し、ヒト、モノ、カネの流れを全面的に遮断しています。最大規模の朝鮮の体制崩壊を目的とした米韓軍事演習が続けられています。日本のマスコミの朝鮮報道は相変わらずです。一番腹が立ったのは、年末の日本軍「慰安婦」問題における、韓日の合意です。
国際情勢を見ても、この間、パリやブリュッセルでテロ事件が起きるなど、世界的に緊張が高まっています。根本的には、「先進国」と呼ばれる国の、そのまたごく一部の人間が世界を支配し続けようとすること自体が間違っているのであり、世界秩序の根本を変えない限り、矛盾は広がっていくことでしょう。強国が世界を分割・植民地支配した昔と、根本的に世界は変わっていないという思いを強くします。
いつか日刊イオに、「私はストレスを感じない」というようなことを書きましたが、脳の血管が破れたのも、やはりストレスが原因だと思います。在日朝鮮人の生活が日々苦しくなっている。そういうことがストレスとなって倒れたのではないか。
ということは、これからもストレスは溜まる一方で、また倒れるかもわからない。気をつけたいと思います。
本格的に編集の作業に復帰するのはもう少し先になりますが、1日も早く完全復帰し、ばんばん出張にも出たいと思っています。(k)
Unknown
たいへんお久しぶりです。ようやくの職場復帰、おめでとうございます。
特に後遺症などもないとのことで、ひとまずよかったですね。まだ体力的には完全回復できていない部分もあるかと存じますが、なにとぞご自愛ください。
とりあえず、ご挨拶までに。
オタトンポさまへ
お久しぶりです。
ご心配、おかけしました。はやく完全復帰できるように頑張ります。