月刊イオ6月号が完成しました!
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イオ6月号が完成しました! 今回の表紙はなんともドラマチック。特集「担う・支える・医療人」をテーマにデザインしてもらいました。
これまでイオには、さまざまな分野の同胞たちが登場してきました。6月号では、外科医、内科医、歯科医、薬剤師、看護師、助産師などなど…医療の現場に携わる同胞たちを一挙紹介しています。また、在日本朝鮮人医学協会(医協)の朝鮮学校での取り組みのほか、医療分野で地域の同胞たちに貢献している大阪の共和病院についても掲載します。
病院や医療施設はとても身近なものながら、現場に携わる人たちのお話を聞く機会はそれほど多くありません。この職業を志した理由、仕事のやりがい、大変だったこと、忘れられない出来事など、さまざまなお話を聞けたのがとても楽しかったです。
印象的だったのは、仕事の話題になると自然と顔が引き締まること。目の力強さや言葉の端々から真剣さが伝わってきて、こちらが少し緊張しました。
特別企画は、「今、外国人の人権は―人種差別禁止法成立に向け―」です。
2009年から増え続けているヘイトスピーチ(差別煽動表現)は、日本政府が外国人の人権を無視してきた歴史と無縁ではありません。先日、ヘイトスピーチ対策法案が参院法務委員会で可決されたことで、ようやく成立への流れができてきましたが、その内容については議論を呼んでいます。特別企画ではいま一度、差別が放置されている日本の現状と法律の必要性を考えました。解説やグラフを用いてわかりやすく解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。
他にも、熊本地震で被災したあと復興を目指して第一歩を踏み出した同胞たちの姿、京都府青商会が朝高生たちのために始めて4年目を迎える「未来ゼミナール」、済州島4.3事件から68年に際して催された「語らいと歌の夕べ~記憶は弱者に残る~」、サッカーのインドリーグで初優勝を遂げた金成勇選手のエッセイなど内容盛りだくさんです。
今月号もぜひお手にとってみて下さい!(理)