ウリ絵本
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久々に子どもの学校で絵本の読み聞かせをすることになり、何の本にしようか、思案中。
昨年度は「仙女のおくりもの」という紙芝居や「りんごのおくりもの」といった朝鮮の作家が書いた絵本など、「コリアもの」にこだわってみた。
今、日本ではアフリカ、中国、イランなど、いろんな国の絵本が出版されているが、なじみがあるものといえば、やはり日本のものだろう。こうは思いつつ、だからこそ、朝鮮ものから選ぼうと思う。
初級部低学年の子どもには、「하마의 가나다」と「다녀오겠습니다」を読むことに。
ウリマルを習いたての1年生に楽しんでもらえるだろうか?読んでみないと反応がわからないところに、読み聞かせのドキドキがある。
東京・大久保の高麗博物館で6月末まで開かれた「絵本で知ろう!おとなりの国」では、朝鮮半島や日本で出版されるウリ絵本について、新しい発見があった。
なかでも興味深かったのは、朝鮮が日本の植民地から解かれた後、南から北へ渡った作家たちの絵本が韓国で出版され、のちに日本でも翻訳出版されていたということ。実はこれらの絵本の存在は知っていたが、作家の背景までは考えが及ばなかった。
ペク・ソクの「いっしょにごはんたべよ」(ピョン・キジャ訳、平凡社)、ヒョン・ドクの「ノマはちいさなはつめいか」(かみやにじ訳、講談社)、イ・テジュンの「かあさんまだかな」(フレーベル館)などがそうだ。
幼稚園の園児には何に読もうか。
「5歳の反抗期」に直面したときにプレゼントされた「5さいってたいへん」がまっさきに浮かぶ。
皆さんのハッキョで、人気の絵本はなんですか?(瑛)