月刊イオ創刊20周年パーティー
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先週の15日の金曜日。日暮里で月刊イオ創刊20周年を祝賀するパーティーが開かれました。イオができてもう20年。感慨深いものがあります。
イオは月刊誌ですが、この20年、1度も休むことなく発行してきました。発行し続けてこられたのは、原稿を執筆していただいた方々、レイアウトや写真、イラストなど様々な部分で協力していただいた方々、誌面に登場していただいた方々、イオを普及していただいている方々など、日本全国の同胞や日本の方々のおかげです。パーティーには関東一円を中心に、イオのために尽力してこられた皆さんに参加していただきました。20年間の間に、イオで編集に携わった人たちにも多く集まってもらい、楽しいひと時を過ごすことができました。
前にも書きましたが、月刊イオが発行されてからの20年は、在日朝鮮人にとっては、非常に厳しい歳月だったと言えます。日本政府による在日朝鮮人に対する不当な強制捜査や、高校無償化からの朝鮮学校排除などなど、弾圧がますます露骨になっていく期間でした。このような状況はまだ続くでしょう。そのような中で、月刊イオがどのように、より存在意義を発揮するのか。大きな課題だと思っています。
「イオ」という言葉には、「継承する」という意味と「つなげる」という意味があります。創刊から20年。在日同胞社会の代はさらに交代し、3世が中心となって様々な課題を継承しています。今後は、より広範な同胞たち同士をつなげる、同胞と祖国をつなげる、同胞と日本人をつなげる、「つなげる」という役割をさらに担っていかなければいけないと考えています。
ほんのちょっと前に、創刊10周年のパーティーをやったと思ったのに、あっという間に10年が経ちました。10年後、創刊30周年の時、同胞社会や日本社会はどのようになっているのでしょうか? 朝鮮半島情勢は? 私自身、どのように創刊30周年を迎えるのでしょうか? 楽しみにしたいと思っています。(k)